夕べ、「SPACE BATTLESHIP YAMATO」を観た。
確か2年前だったか、私はダイエットに励み、そのダイエット食のプレゼントでチケットをもらって観に行ったっけ。
確かにリアルタイムでアニメを見た私としてみれば、「うーむ・・・」と思うところもあったが、これはこれでありなんじゃない?という出来だったと思う。
宇宙船間ヤマトは、大艦隊に一隻で立ち向かってフルボッコになりながら次のシーンでは元通りになっていたり、宇宙に風が吹いていたり、地球と同じように空気がある星がいっぱいあったり、大人になった今思えば突っ込みどころが満載ではある。しかもご都合主義だったり、この実写版も(個人的な意見だが)女の子が戦闘機のパイロットになって戦争に行くのは違和感を覚える。
でも、このシリーズの大きなテーマは「愛」。
口にするには恥ずかしいが、このシリーズを見てしっかりしなきゃ!と思ったものだ。
でも反論もある。
特に最後のシーンでヤマトが敵艦に突っ込み自爆するシーンは、いわゆる特攻で良くないというものだ。
今の時代の感覚で言えば全くその通りである。
でも、歪んだ時代に、強大かつ卑劣な敵を目前に、自らは武器も資源も無く、それでも愛する人を守るために、男として何が出来るだろうと考えた事はあるだろうか。
戦争は良くない
武器を持つ事も良くない
ましてや核なんて持ってはいけない。
それはその通りである。
でも、そういう人は非常事態で何を言うのだろう。
愛する人が殺されそうになったときにどう行動するだろう。
我慢する?話し合う?政府の批判をする?それとも奴隷となって従う?
戦争が終わって60年以上が過ぎた。
情報公開の時代になって、真実の扉が少しずつ開けられようとしている。
自分さえ良ければ、というこの時代。
何らかのメッセージがあるように思えてならない。