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『万葉集』の「巻五 梅花の歌三十二首并せて序」にある
原文
- 初春令月、氣淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香。
書き下し文
- 初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす。
より引用された。
そしてこの元号に込められた意味は、
「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められている」
※安倍総理談
元号は別に要らないから、西暦だけで良いんじゃ無いの〜と思ってましたが
こうして考えてると、意味を持たせたり願いを込めて付けられた元号って、とても日本的で何か良いですね。
天皇陛下の誕生日会見で、涙を堪えながらの陛下のお言葉にはこちらも込み上げてくる物がありましたが
その中で、
「平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに,心から安堵しています」
とのお言葉がありました。
国の象徴である天皇の家系にお生まれになった陛下のお気持ちなどは私にはとても計り知れない物ではありますが、
本当にその通りだなぁと思います。
ましてや陛下は、戦争経験者でもあり
昭和天皇のご子息ですから、色々な想いがある事と思います。
元号に込められた意味を考えれば、少なくとも戦争と言う物が無かった時代で終われた事は本当に素晴らしい事だと思うし誇れる事ですよね。
しかし平成は、忘れられない自然災害や事件事故もとても多かった。
いつの時代でも、災害や事故は避けられない物ではありますが
個人個人の災害に対する備えや、政府主導の防災・減災はこれまでの災害を教訓として、被害を最小限に
そして、やはり 人が起こす事件と言うのが無くなれば良いなぁと思います。
人は学び、語り継ぎ、失敗を生かす事の出来る生き物ですからね。
さて 私は昭和生まれで、これで3つの時代を跨いで生きる事になった訳ですが(改元までに突然死など何も無ければw)
今回の改元は特例で
元号って、天皇陛下が崩御されなければ変わらない物と思ってましたよね。
所が実は、明治以前はコロコロ変わってた時期もあるのです。
ご存知の方も多いかと思いますが
例えば、新元号に変わって何か厄災が続いた時などに
「縁起が悪い」と元号を変える事もあったのです。
その最短記録は、なんと2ヶ月ちょっと。
1238年11月23日〜1239年2月7日。
「暦仁(りゃくにん)」と言う、四条天皇の時の鎌倉時代の元号ですが
暦仁→略人、人を略す→即ち人が早く亡くなってしまうから縁起が悪いと言う噂が発生した為、改元になったそうです。
現在は一度決めたらコロコロ変えられないから、決めるの大変そうですね
そして1番長く続いたのは、昭和。
こちらは言わずもがな天皇陛下の崩御に伴い改元となりました。
元号って漢字2文字なのが当たり前みたいになってますが、漢字4文字の元号もいくつかあったのです。
元号を制定する為の、元号法と言うものが昭和54年に制定されたのですが、そこには文字数の規定は無いそうです。
しかし、元号法と共に草案されたガイドラインには
【1.国民の理想としてふさわしいようなよい意味を持つものであること。
2.漢字2字であること。
3.書きやすいこと。
4.読みやすいこと。
5.これまでに元号又はおくり名として用いられたものでないこと(過去の元号の再使用は不可)。
6.俗用されているものでないこと(人名・地名・商品名・企業名等は不可)。】
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