アーティストになりました (その2) | カイとわたしの場合~オーストラリアx自閉症xシンプルライフ

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高校生になった自閉症児カイと、シングルマザーのわたし。オーストラリアはメルボルンにて、ふたり暮らし。そんな私たちの毎日を綴っています。

「ひとつのドアが閉まると、また別のドアが開く」


前記事で、ゼンタングルアートを載せてたRedBubbleのアカウントが突然停止されちゃったという話をしました。


いまだにアカウントは消えたまま。

でもね、あれはもう手離しました。


そして、この一件で、前から思っていたことをより強く思うようになりました。


全てオンラインでデジタルな世界って、すごく便利だけれども同時に怖い一面もあるなと。


ある日突然、こんな風にアカウント停止、なんてことをされてしまうと、自分にはなす術もなく。


何人かのお友達に、また別の似たようなプラットフォーム探せばいいよと言われたのですが、、、


私は全然違うことをやってみよう、と思ったのです。


天邪鬼なのかな?笑



オンラインにデジタル画像をアップロードするのとは、正反対の方向へ。



それで、新しいアートの手法をやり始めて、色々試しては楽しんでいます。





こういうアートを「テクスチャーアート」といって、ひとつの作品がそれぞれユニークな一点ものです。


テクスチャーアートの中でも、石膏を使って創るアートです。


キャンバスの上にテクスチャーを見て、触ることも出来る。


今までオンラインでいくらでも同じデザインをダウンロードできていたのとは、本当に真逆の世界。




このテクスチャーアートを制作する過程が、これまたすごく癒されるんです❤︎



私はケアラーなので、普段から自分のセルフケアやマインドフルネスを大切にしていて、このテクスチャーアートはそれにもぴったり。


ゼンタングルの細かいアートももちろん好きだけど、今はキャンバスの上にいろんなテクスチャーを創り上げていく作業にハマってます。






世の中いろんなものがデジタル化、オンライン化していく。


すごく便利だけど、だからこそ怖い面もあるなぁと実感してます。


今回のRedBubbleアカウント停止を体験して、ますますそう思うようになりました。



ある日突然、何の前触れもなく、私はなす術もなく、理由も説明してもらえないまま、何も出来なくなった。。。


申し立てしようにも、先方から何の反応もない状態では意味もなく。


RedBubbleによると、「アカウント停止に対する異議申し立てプロセスは、こちらが対応するかの保証はありません」だそうです。


RedBubbleは利用者の規模が大きくなりすぎて、変なスパムアカウントが大量に湧いてるのでしょうね。


例えば、ディズニーの画像をどこからかダウンロードしてきてRedBubbleにアップロードしたら、『ディズニーデザインのTシャツ』を勝手に販売できるし。


そういう違法なケースへの対応として、アカウント停止措置のプロセスはほぼ一方的なものになったと想像してます。

(私は違うのに〜😭)


ググったら、私と同様にある日突然RedBubbleにアカウント停止された、、、って人のケースはちらほら見かけました。



あ〜全部がデジタル化する未来というのは、こういうのがいつでも起こり得るんだなって。


これ、私のは趣味の延長でやってたアートのアカウントだからまだ良いんですよ。


でも、こういうことが例えば銀行口座とかで起こったら?




もちろん私も便利なデジタル&オンラインの世界の恩恵を受けてます。


オンラインショッピングもするし!



でも、生活の全てがデジタル化オンライン化したら、、、


そこに不具合が生じたり、何かの手違いでアカウント閉じられてしまったり、なんて事があったら?


一気に身動き取れなくなって、何も出来ないですね。



オーストラリア在住の人にはきっとまだ記憶に新しい、先日のオプタスの通信障害。


あの時も半日以上インターネット使えなかったり、電話かけられなかったり。


ネットワークの通信障害が起きると、私たちの生活は大打撃😱



私はここでも時代に逆行してるんですがw、普段から敢えて現金を出来るだけ使うようにしてるんです。


大きな額の時はカードも普通に使いますが。。。


マーケットやカフェなど行く時は、ほぼ現金。


大きくない額の買い物も、出来るだけ現金。



世の中の流れがキャッシュレスでデジタル化に向かってるからこそ、出来るだけ現金を使っていかないと、それこそ本当に現金を使うという選択肢がどんどん削られていってしまうので。



コロナ後から急激にATM減りましたよね。


今では銀行の支店で現金引き下ろすのもだんだん難しくなっていってるようです。


世の中、キャッシュレスに向かっていって、、、

というか、その方向に向かわされている中、皆んなが「そんなもんか」とどんどん現金使わなくなっていくと、、、



本当に近いうちに、現金という選択肢が「無くなって」しまう日が来ますよ。


今は選択肢があって、その上でカードや電子マネーを利用してる人が多いですが。


選択肢無くなって、現金はもう使えない、全部デジタル&オンライン管理された世の中になる。


私はそんな世の中、めっちゃ怖いと思うんですが😱



やっぱり私が変わり者の天邪鬼なだけなのかな(笑)




話が少し逸れたような、、、でも実は私の言いたいこととはちゃんと繋がってるんですけど😁



そんなこんなで色々想うところもあり、私はその後、今までのオンラインでアップロードするデジタル画像のアートとは真逆の方向に向かうことにしたのでした。



石膏と格闘して、一点一点作る立体的なテクスチャーのあるアート。


これはちゃんと自分の手で作って、手元にあって、自分で触ることもできる😊


存在が確かにここにあるもの。






いろんなモノやコトが、オンライン化デジタル化している今だから、天邪鬼な私は、自分の手で確かに触れるもの、存在が確かなもの、を尚更大切にしていきたいなと思ってます。



お金の歴史を学ぶと分かりますが、今私たちが銀行に預けていると思ってる、そこに「ある」と思っている、私たちの預貯金は、、、、


実は、その存在って、相当に怪しかったりしてね。


あるはずのお金、皆んなが一斉に現金として引き出そうとしたら、銀行は出せないですよね。





銀行のアプリを見るとそこにあるデジタルの数字が、私たちの財産。


でも、それは、そこに本当にあるのか、、、?



なんか、哲学的な話になってきたw



RedBubbleに載せてた私のアート画像は、理由も説明されないまま一瞬で無くなっちゃいましたけどね。


だからこそ、今は手元でひとつずつ手作りする一点もののテクスチャーアートを楽しんでいます。



最初は、デジタルアートなんて!もう信用ならん!むかっ


私は石膏でテクスチャーを作るのだ〜という感じで始めたテクスチャーアートですが。


もともとグリーティングカードを置いてくれてたカフェが、このテクスチャーアートも飾らせてくれるようになり、、、




そこから数ヶ月、少しずつですが私のテクスチャーアート作品が売れてきてます👀


リクエスト頂いてカスタム作品作ったり、と私も少しずつ上達してきましたよ。



最初の頃は、よくあるテクスチャーアートのデザインを真似て練習してたんですが、今は自分なりの独自のスタイルも出来上がってきてます✨


色の組み合わせを色々考えるのが楽しい♩



ということで、きっかけは、突然アカウント停止されて今まで描いたアートデザインが一夜にして全て消えたところから。


デジタルと真逆の方向に行ってやるぅと天邪鬼ぶりを発揮して、せっせと石膏で一点ものアートを創り始め。


今ではすっかりハマって、テクスチャーアートは生活の一部になっています、という話でした😄




今までずっと、アートは趣味です〜と言ってましたが、2024年はもっと本格的にやるぞーという意気込みも含めて。


自称ならば自分をアーティストと呼んでもいいよね?ということで、、、、


あなた何やってるの?と聞かれたら、今年は「私テクスチャーアーティストなんです」って答えていこうかなって思ってます😆



ということで、所々脱線しましたが、ゼンタングルのイラストから180度方向転換して、テクスチャーアーティストになった話でした。



ちゃんちゃんw


長い文章をここまで読んでいただきありがとうございました🙏🏻