Barefoot的家計管理◆Conscious Spendingのススメ | カイとわたしの場合~オーストラリアx自閉症xシンプルライフ

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高校生になった自閉症児カイと、シングルマザーのわたし。オーストラリアはメルボルンにて、ふたり暮らし。そんな私たちの毎日を綴っています。

久しぶりに年間予算の見直しをしました。
 
来月から少し家賃が上がるし(月300ドルの値上げじゃなくてよかった!笑)、
その他にも色々変更事項があるので、全体的に見直す必要が出てきたのです。
 
1.もうすぐうちの地域でNBN(国が管理するインターネット)が始まる→プロバイダを変えるので、インターネット費が変わる
2.もうすぐ携帯の契約が切れる→これもプロバイダを変えるので、金額が変わる
3.NDISに関するコストがかかるようになった
 
1と2を合わせると、家賃値上がり分以上に節約になるんで、全体としてはむしろ出費減るかな~と思っていたのですが・・・・
 
ここにきて、新たに浮上した隠れコストが(笑)
 
 
3のNDISに関するコストって、どういうことかと言いますと。
 
今までカイをホリデープログラムに通わせていて、映画やジムナスティック、クッキングなど色んなアクティビティを体験してきました。
 
それらのアクティビティにかかる費用(映画のチケット代など)も旧システムのファンドで賄ってくれていたので、親は特に支払うことはありませんでした。
 
だがしかし。
 
NDISの原則(この記事参照)
  • NDISはその人の障がいに関連したものにのみファンドが出る
  • 障がいのない人と障がいのある人を考えた時、障がいがない人が通常支払いをするものに関してはファンドが出ない
ということで、これまでは映画のチケット代などもファンドでカバーできていたのに、NDISファンドだとカバーできないのです。
 
なので、親にその分は請求がくるようになったのです。
 
前回のホリデープログラム分もばっちり請求されましたが、ひとつのプロバイダから$120以上の請求。
 
そして先日申し込み手続きをしに行った新しいプロバイダも、コストを確認したら大体ひとつのアクティビティに参加するのに「アクティビティコスト」という親の自腹分が$35~$40となっていました。
 
つまり、こういったホリデープログラムに参加すればするほど、コストがかさむのです滝汗
 
 
サポートやサービスを利用すれば利用するほど、自腹分が増える。
 
当たり前のことだし、今までファンドでカバーされていたのがもちろん有難いことなんです。
でも、アクティビティコストも積もれば数百ドル分の出費となるし、こりゃ~予算の見直しが必要!ということになりました。笑
 
 
予算の見直しと言っても、私のは簡単ですが。
 
ファイナンシャルプランナーさんが作った予算エクセルシートをもらったので、そのエクセル上で金額を変更したり項目を付け足す。
そして各項目の年間額が出る→26で割る。
 
なんで26かと言うと、私は2週間に一回の頻度で収入があるからです。
 
これで、毎回収入があった時にどの項目でいくら分「取り分け」をしておけばいいのかわかります。
 
取り分け、というとよく項目ごとに封筒とかジッパー付きの袋で現金を管理する「袋わけ予算管理」というやり方も人気みたいですね。
(検索したら、アメブロで家計簿とか家計予算管理とかのブログ書いている人がたくさんいてびっくり)
 
私は・・・・・・この封筒で現金を管理、というやり方がどうしても苦手なのです笑い泣き
で、似たような方法を銀行口座を使って直接やっています。
 
つまり、項目別に銀行口座を作って管理!!
 
このやり方は、先日紹介したBarefoot Investor、スコットさんが本の中で紹介している方法を参考にしています。
これを自分に合うやり方になるようにいろいろカスタマイズしてますが。
 
スコットさんが本の中で言っているのは、まず口座手数料のかからない銀行口座を使うこと。
そして、銀行口座を複数作って目的別に管理すること。

私もスコットさんが本の中でオススメしていた銀行に去年口座を作って1年経ちましたが、このやり方はすごくわかりやすくていいし、何より家計管理がすごく楽しくなりました。
 
 
スコットさんが本で書いていたのは、口座を4つ作るということでしたが・・・
私は自分なりに色々カスタマイズして、今では銀行口座が8つになり、それを一つのアプリで管理しています。
 
口座一つひとつが項目別に分かれた封筒の役割をしているんですね。
でも、あれこれ封筒を持ち歩かなくていいから楽ちんです♪
 
そして、それぞれの項目の残高がいくらなのかはアプリを開けばすぐ分かります。
 
 
8つの口座の中には、「請求書用口座」とか「食費&日用品口座」とかがあります。
ちゃんと、コーヒーやカフェ代を出すための「散財用口座」もありますよ(笑)
 
最初からリフレッシュや欲しいモノ(洋服など)に使うための分を予算に入れているので、罪悪感なく使えているのです笑い泣き
これって結構大事なことだと思います!
 
ちなみにこの散財用口座は、スコットさんが本でそういうのを作るようにと書いているんですよ。”Splurge” Accountです!
 
 
あまりにキツキツな予算の立て方だと結局続かないですもんね。
そして家計管理は楽しくないと。
 
よく「お金は使えば使うほど入ってくる」と言う人もいます。そしてそれは一理あると思うのです。
お金はやはりエネルギーであり、循環するものですから。
 
私も一時期は予算とか気にしないで、食べたいものを買って欲しいものを買って、とかやってみたことがあります。
そうしたら、確かに思いがけない臨時収入とかがあったこともありました。
使った割にはお金がマイナスになるってこともなく(笑)、それはそれでよかったんですが・・・
 
でも、私は「なんとなくお金を使う、あれもこれも買う」という行為があんまり楽しくなかったんです。
 
 
その後、ミニマリスト的な考えに出会い、さらにスコットさんの本を読んだことで、Conscious Spendingが大切だなと思うようになりました。
 
 
Conscious Spendingって、日本語で言うと何でしょう?
節約とは違うんです。
 
Consciousというのは、「意識してる」っていう意味なので・・・意識してお金を使うということになります。
 
何となく、とりあえずで選んでいたものを、意識してじっくり選んでみるようにする。
本当に必要かを一度立ち止まって考えてみる。
セールだから買うというのをやめて、「これが定価だったとしても買うか?」と自分に聞いてみる。
毎年なんとなく更新していたいろんなもの、保険とか電話会社のプランを色々比較してみる。
本当に気にいったモノに出会うまで待つ。
 
 
今まで「なんとなく、とりあえず、安くなってるから」という意識で過去に買ったモノたち・・・
度重なる断捨離で、真っ先にサヨナラしたのはこういった買い方をしたモノたちでした。
 
なんと、なんともったいないこと~~~~涙
 
やっぱり何となく買ったモノってそんなに大切にもしてあげなかったし、可哀そうなことをしました。
 
 
別に値段が高いモノを買うべきという意味ではないんです。
なんでしょう、こんまりさん風に言うと「ときめくモノ」を買いましょう、ということになるのかな。
 
そして、必要のないところのコストは抑える。
 
 
こういうのが当たり前に出来てる人もたくさんいるんでしょうが、私はそこまで出来てなかったんですね。
 
まだまだ修行中の身ですが、スコットさんの本のおかげで自分に合う方法を見つけることが出来ました。
 
私はやっぱり、地に足をつけてコツコツやる方法が向いてるし、楽しいんです。
そういう性分なので仕方ない(笑)
 
ダイナミックに稼いで、ダイナミックにお金を使うのが合ってる人もいれば、私のように地味に予算わけするのを楽しめる人間もいるということで笑い泣き
 
 
 
 
オーストラリアに13年くらい住んでますが、オージーってお金の管理に関してはすご~く二極化している気がします。
 
すごくしっかりと将来を見据えて投資に勤しむ人と、何も考えずに散財してしまう人の二極化が激しい。
 
以前読んだ記事によると、オージーの5人に1人は、緊急でお金が必要になった時に$500すら捻出することが出来ないそうです。
ソース
この360万人の人々も、スコットさんの本読んだ方がいいなあと思います滝汗
 
 
 
私は・・・・・カフェでよくコーヒーも飲みますが、家でご飯を作って美味しく節約もしています。
実はマーシャンレシピも食費節約には一役買っているのです。
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作り置きしたり
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この激うまラムの煮込みは、安かった骨付き切り落とし肉で作ったし
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いつも常備している野菜だけでもすごく美味しいおかずが作れるし。
 
 
 
 
家計管理は無理なくメリハリをつけて楽しむのが一番ですね♪
 
 
 

最後におまけ。
ポテトフライが食べたいというカイには、ジャガイモと子供用包丁を渡して「自分で切ってね」。
 

結構上手になってきました!