今日はビクトリア州は祝日でした。
フットボールのための祝日・・・さすがビクトリアです。
スクールホリデー１週目も終わりに近づいてきました。
私は毎日なぜか疲れています(笑)
カイとほぼ毎日一緒でにホリデープログラムに通ったり、夜中も起きて呼ばれるので変な睡眠パターンになってしまったし、パソコン占領されるし・・・
そんなわけでブログも更新が滞っていたのですが、少しずつ書いていきます。
書きたいことは沢山あるんですけどね。
ホリデーの終わりが待ち遠しい！！
今回は先週末の話。またSt. Andrewsマーケットに行ってきました。
この日はすごく気温が上がって、夏のような一日でした！！
ということで、マーケットにも一気にお客さんが集まって混んでいたのです。
春が来たお祝いなのかな？何やら儀式みたいなものもやっていました。
この日は人が多かったので、お店の前にも列が出来ていました。
カイはいつものカフェのストールでマンゴースラッシーが欲しい、と言うので列に並ぶことに。
しばらく待って・・・待って・・・
店員さんはふたりで一生懸命作っているので、お客が多いとやはり時間がかかります。
私達が注文してからも結構待ちました。
カイはスラッシーが楽しみだったからか、嬉しそうにしながらなんとか長い待ち時間も大丈夫でした。
早く～～～っというのを全身で表現していましたけど(笑)
そしてやっとスラッシーが出来上がってきて、ああよかったね～とお店を離れようとした時、列で私達の後ろに並んでいた女性が声をかけてきました。
「あの・・・すみません」
一瞬、私の目の前にあるストローを取って欲しいのかな？と思ったのですが・・・
「これだけちょっと言いたくて。息子さん、とっても可愛いですね」
実際は、He is so beautifulと言ってくれたのですが。
「あら、ありがとうございます！」
素直にお礼を言いました。
多分、スラッシーを待ってる時にその場でぴょこぴょこ小さくジャンプしてる姿とか、目をまん丸くして店員さんの動きを見ながら今か今かと待っていた様子を見ていたのだと思います。
その女性はさらにこう続けました。
「I have one, too・・・・うちの子も、そうなの」
ああ、と気づきました。
この人も自閉症児を育てるママさんだったんですね。
私と彼女の間にはそれ以上会話はなかったのですが、お互い顔を見合わせて全部わかったよ～という感じのスマイルを交わしました。
先日の記事で、自閉症だとカタログのモデルとして載っていたとしても見た目では分からない、というようなことを書きました。
でも、そこに動きが加わると分かる人にはわかるんですよね。笑
もちろん同じ自閉症でも個人で違うのですが・・・
カイの場合は結構分かりやすいようです。
動きが独特なので(笑)
以前も似たようなことがありました。
その時もお店のレジで並んでいた時、やけにカイのことを正面からジロジロ、堂々と見てくる女性がいて・・・
「なんだこの人？なんか失礼？？」なんて思っていました。
そうしたら突然、「It's a hard work, isn't it?」と言われたのです。
「大変よね？」って。
一瞬、何のことかな？と思ったのですが、彼女はこう続けました。
「この子達もそうなのよ」
指さす先には、カイと同年齢位の女の子がふたり。
そこでやっとわかりました。あ～この人の娘さん達もスペクトラムなのねって。
多分娘さん達はアスペルガーかかなり軽度のようでしたが・・・
それで、カイのことを思いっきり見ていたのか(笑)
自閉症育児って大変よね、という意味だったようです。
自閉症は目に見えない障がいとは言われますが、やっぱり見る人が見るとすぐわかる。
もちろんそうじゃない視線を送ってくる人もいますけどね。
オージーは、この子もそうなんだなって思ったら気軽に声をかけてくるのがいいなと思います。
全然知らない人だけど、理解し合える戦友に出会ったような感覚。
見えない障がいだけど、見えてるし、通じ合ってるような。
お互いの間に、秘密の共通語が存在してるような。
こういう人たちに出会うと、なんだか嬉しくなっちゃいます。
他の皆さんは、こんなことありませんか？
う～ん、カイが分かりやすいだけなのかな(笑)