オミクロン株(B.1.1.529、くすり×リテラシー2021年12月8日12月24日12月31日2022年1月5日1月7日)で感染者が急増している沖縄県。7日は1日当たりの新規感染者数が1000人を超える勢いで、玉城知事も「ちょっとことばにならない」とうろたえ気味(?)です(NHK2022年1月7日)。

 

県の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策本部会議の第142回(1月6日開催)の資料1によると、6日時点で「療養中」に分類されている2253人のうち実際に入院しているのは160人で、そのうち重症者はゼロ(国の基準だと18人)でした。第141回(1月4日開催)の資料1では3日時点で「療養中」に分類されているのは457人で入院しているのは116人(重症者はゼロ、国の基準だと7人)となっているので、急増ぶりが分かります。

 

一方で重症者は、少なくとも現時点では少ない。6日の会議では「感覚としては(デルタ株と)別の病気。インフルエンザに近い」(朝日2021年1月6日)との発言もあったそうです。ただしこれは、新たに感染した人の多くが若者(当日分の981人のうち、20代が523人、30代が124人、10代が113人、10歳未満が21人で、30代までで約8割)であったこととも関連があるかもしれません。

 

高山先生の一問一答記事(NHK2022年1月6日)で現状がだいたい分かりました。高齢者やハイリスクの人は、とりあえず若者から感染しないようにしたほうがよさそうですが、いくら気を付けると言っても限界があるので、気が抜けなさそうです。プロ野球のキャンプインが迫っているというのに……

 

(2022年1月7日追記)

沖縄県の7日の新規感染者数は1414人でした(琉球新報2022年1月7日)。入院は187人で重症者はゼロでした。