本日(12月8日)、武漢で新型コロナウイルスの感染者が発症したとされる日から丸2年が経過しました(NHK2021年12月8日)。この2年間というもの、日本だけでなく世界がCOVID-19に振り回されている感じです。しかも、終わる気配は見られません。

 

日本ではこのところ新規の感染者がすっかり減って落ち着いていますが、隣の韓国ではかつてないほど流行しています(朝鮮日報2021年12月8日、ちなみに記事の署名は「ペ・ジュンヨン」記者なのですが、つい「ペ・ヨンジュン」と読んでしまいました…笑)。

 

最近の話題は、δ(デルタ)株(B.1.617.2、くすり×リテラシー2021年6月19日7月29日8月14日8月25日)に続いて11月26日にVOC(Variant of Concern)に指定されたオミクロン株(B.1.1.529、WHO)。政府は水際対策を強化して時間稼ぎをしています(厚労省2021年12月7日時点)。オミクロン株は、感染力は高そうですが、重症化しやすいかどうかはまだよく分かっていません(CDC2021年12月7日update)が、今のところ大した話にはなっておらず、クリスマスを控えて人の往来を止めることのデメリットの指摘も(田中宇ブログ2021年12月3日)。

 

せっかく感染者数より医療逼迫度を重視するよう路線変更した(新たなレベル分類の考え方2021年11月8日)のに、オミクロン株が見つかったらいちいち報告され(1例目:厚生労働省2021年11月30日、2例目:厚生労働省2021年12月1日、3例目:厚生労働省2021年12月6日NHK2021年12月6日)、まるで学習効果がありません。