あるところで目にした質問。
「目の前に10歳のあなたがいます。
なんと声をかけますか？」
目を閉じて、思い出してみました。
10歳の頃の私。
自然の中で走り回って遊ぶのが大好き。
男の子に交じって、木登りしたり、虫をつかまえたり。
木々や草むらの間で、笑い転げていました。
余計なことは何も考えてなかったなぁ(笑)
それなりに悩みはあったはずなのに、
今、甦るのは太陽の光と草と風の匂い。
オレンジ色の、明るいエネルギー。
10歳の私へ。
「あなたの明るさと天真爛漫さは宝物だよ。
忘れないで。」
そう声をかけた途端、涙が噴き出しました。
あぁ、確かにいました。
そんな私が。
そのとき、どこかに隠れていた女の子が、
パッと姿を現し、嬉しそうに駆けてきて
ピョーン！と私に抱きつきました。
初めて、見つけた。
大好きな、私。
読んでいただき、ありがとうございました