「今の自分が喜ぶこと」「相手にも自分にも元気と笑顔を！」を
モットーに人とかかわることを大事にしながら過ごしている
松前 葉子＠葉っぱです。
ただいま専門学校にてコミュニケーションを
教えています。
学生たちからは実際に言われてることもありますが、
「先生は先生じゃない」（←これ、よく言われる）
とか
「この人、何なんだろう」
ときっと思われていることでしょう。
異色な先生をしております。
わたし自身、とても勉強熱心な学生ではありませんでした。
なので、自分がそうではなかったのに、
そこの部分を棚にあげて、指導が出来ず
反省することもありますが、学生たちが日頃からみる
「大人（年上の人）」とはちょっと違う、
こんな大人だっているんだぜ！
こんな大人でも楽しいよ！
と見せながらも、
何かあった時に、声をかけてもらいたい
そんな存在でいたいと思いながら週に２回ほど
「先生」をしております。
誰だって、何かあった時に話せる人がいることが
どれほどの勇気と未来を見えることが出来るのか。
わたしはそう思っているからです。
とっても勉強が熱心の学生たちから声をかけられました。
「先生！英語教えて！アメリカについて教えて！」
と。
海外研修に１週間ほどアメリカに行くそうです。
初めての海外の上にせっかく勉強のために
お金をつかって研修に行くのであれば、
危険や事故にあうことなく過ごしてもらって、
せっかくなので、アメリカの文化や人と些細なことでも
交流をしてもらえたらな・・・
と思い、ボランティア講師にOK！しました。
せっせいと作ったテキスト。
作ってみて、あーびっくり！
３０ページでした。
まだまだ増えそうだったので（笑）
後は口答で伝えることにしました。
内容は、
海外旅行で失敗しない事前準備
ESTA取得
荷物を準備する際にオススメなもの
日本にはないアメリカの文化・慣習について
気をつけてもらいたいこと（宗教・危険について）
国際線の飛行機内で使う英語
入国審査で使う英語
ファーストフード店で使う英語
覚えるといいよ！英語フレーズ
などなど、満載なテキストとなりました。
久しぶりに燃え尽きましたけど（笑）
作っていくうちに、いろんな想い出が蘇りました。
あれをみたときの衝撃さも伝えなくちゃ！とか、
これをしっていたら便利だろうな～など、
自分が経験・体験したことがたくさん入ったテキストです。
わたしは初めのアメリカは交換留学生として渡米しました。
なので、日本とアメリカの橋渡しもまた役割のひとつ。
日本人でもあるわたしを知ってもらうことで、
わたしたちが大人になった将来、戦争とかが国同士で起きないかもしれない
とか、
もっと世界が近く感じるんじゃないかな、
とか、
いろいろ思っていました。
高校生の時にアメリカ歴史のクラスの時に第二次世界大戦の時に
アメリカが日本に原爆を落としたことを学んだときにクラスメイトから言われてこと。
「そんなおれたちのこと恨んでる？」
大学の時、BFのおじいちゃまから言われたこと
「俺の弟は戦争で日本人に殺された。日本人は今でも嫌いだ。許せない。
でもこうやって孫があなたを俺の前に連れてきたということは、
もうそのような時代ではないだね。孫があなたを愛しているというならば、
わたしもあなたを愛そう」
日本人としてたくさんアメリカで学ばせてもらいました。
人のぬくもり、コミュニケーション、アイデンティティ、
などなど
怖い思いもたくさんしたけれど、今はこうやって生きてる。
５年前、アメリカに行った時、飛行機の隣に高校生の男の子がいました。
制服を着て、少し涙ぐみながら、英会話の本を一生懸命読んでた。
フライトが残り１時間きった時に声をかけました。
その青年とは偶然同じ北海道で、なんだか２０年前の自分がそこに
いたような気もしまして。
「僕はシングルマザーで育ってるんです。今回母の応援もあり、
１年間留学することになりました。母への感謝もありますが、
これからが不安で仕方がないです。そして留学したその先の
僕の将来はどうなるんでしょうか。」
わたしたちには自分には見えなくても、
自分が歩いてきた人生にしっかりと必ずどこかで足跡がついています。
その足跡が次の世代に必ず引き継いでることってたくさんあります。
そして意識して次への引き継ぎもとっても大切だと思っています。
うちの息子っちがよく見てるテレビの「おかあさんといっしょ」の
エンディングソングにもあるように、
♪世界はとっても広いから、夢は大きいほうがいい
夢に向かって、発車オーライ！♪
です。
もう帰国して、間もなく２０年経ちますが（まだ１８年だけど）
こんなわたしでもまだまだ伝えられることがあるなんて
なんて幸せなことなんでしょう。
そんなことを思うのです。
今日１日どうか素敵で愛溢れる日でありますように。
心より感謝をこめて
まつまえ＠葉っぱ