こんにちは
いつも読んでいただいてありがとうございます。
不登校ハッピーカウンセラーの田中です。
今回は私が不登校の親支援カウンセラーをしようと思った理由について
お話をしたいと思います。
今回は後編です。
スクールカウンセラーの経験から
不登校の子どもの理解の仕方、そしてカウンセラーとしての基本的な部分を鍛えられました。
ちなみに、当時は嫁さんが対人恐怖症のような状態になってしまい、
人と会うこともできない状態となりました。
その時は、「なんでできないんだ！！」と思っていましたが、
不登校の子どものことを学ぶにつれて
だんだんと嫁さんのことも理解することができるようになってきました。
「やはり理解が大切で、そこから良い人間関係を作ることが近道なんだ」と。
そして、恩返しをしたいとの思いから、
不登校支援専門のカウンセリングルームを作ろうと思いました。
しかし、今まで非常勤のカウンセラーしたことがない私は、
「一度社会をもっと知らないといけない」と思い、ある会社へ入りました。
その会社の名前は伏せますが、あまりにも自分の感覚と合わないところで、
わずか2か月で逃げてしまったのです。
まあ、親や友人にも相談したところ、「やばすぎるからやめろ」と言われるくらいのところです。
さて、その後は派遣アルバイトで生計をたてました。
今までは「先生」と呼ばれる立場だったのが、
いきなり工場でボロカス言われながら深夜も働く日々となりました。
嫁さんがいなければ、あの時点で乗り切ることはできず、
カウンセラーとしては死んでいたのではないかと思います。
ある日、大阪の茨木駅というところから食品工場に向かうバスが止まるところに行くのですが、
その時に母校の大学生や大学院生とすれ違います。
その時に「俺は何をやっているんだろう！！」と情けなく思い、
涙が出てきたのは今でも思います。
一気に社会から外れてしまった絶望感と焦燥感。
「もう社会から戻れないのではないか」という恐怖。
こうした思いが一気に押し寄せながら日々を過ごしていました。
多くの不登校のお子さんが
「学校に行かなくなったその日はとてもほっとして嬉しかったけど、
1か月経つとこのままでいいのか怖くなった」
と話してくれています。
私は恥ずかしい話ですが、
自分がこうして社会的な地位から外れたことで、
ようやく彼らが本当に感じてきた気持ちに触れることができたのです。
「彼らはこんな苦しい中を頑張ってきたんだ」と。
そこから
「もっと彼らが生きやすい世の中を作りたい！！
私を育ててくれた不登校の子どもたち、お父さん、お母さんに恩返しをしたい」
と本気で思うようになりました。
そこで、一念復帰し、児童相談所やスクールカウンセラーの仕事に再度つくことができました。
また、その後はある企業で2年ほど正社員を務めたり、
湊さん主催のもと神戸市で「不登校の親の会」の心理アドバイザーをさせて頂けました。
特に親の会ではいろんなお父さんやお母さんの話が聞けたので、
私の不登校支援のノウハウがさらに向上しました。
しかし、多くのお父さん、お母さんは
理解せずにノウハウだけをしようとしてしています。
その背景には「理解の仕方がわからない」と言うことが挙げられます。
そのために不適切な支援をし、
親子で苦しんでいる姿を見ていると、
「何とかしてあげたい」
「不登校の正しい知識を伝えたい」
という思いがさらに強くなってきました。
そうした思いから
２０１９年4月に不登校専門のカウンセリングルーム「はぴっと」を開設しました、。
ここまで読んで頂いてありがとございました。
私の拙い自分語りに付き合っていただいて感謝です。
こうした思いを胸に、日々の不登校支援を頑張っていきたいと思います。
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