カウンセリングルームはぴっとの田中勝悟です。
前回の続きです。
前回:段階2:挨拶や簡単な会話ならできる不登校の子どもの対応
実はこの段階は一番多いと思います。
そして一番怖いのは、この段階から一気に段階2や1に陥ってしまう人も多いということです。
その原因は大人たちの何気ない一言であったり、子供たち自身が先の見えない不安や焦りに飲み込まれてしまうことです。
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特に不登校のお子さんの場合、繊細な子が多いので、いったん不安や焦りに飲み込まれてしまうと、ぐるぐると考え込んでしまい、外に出れなくなってしまうことが多々あります。
そのため、「雑談ができる」「楽しく親子で関わることができる」といっても、「まあ、大丈夫か」とは思わないようにすることは大切でしょう。
そのため、ここでやっておきたいことは、子どもの状態を見ながら、上手に押したり引いたりすることです。
よく「充電期間」という言葉がありますが、ゆっくり休むだけで充電できることは稀です。
例えば、休日にゆっくりと布団の中で一日休んだとしましょう。
よほど体が疲れていたら別ですが、多くの人は「ああ、一日無駄にした」と思うはずです。
ゆっくりと休んでいただけなのに、その日の晩は焦りやイライラすることも珍しくありません。
つまり、体は充電できたとしても心は充電ができていないのです。
多くの人は休日は趣味に没頭したり、誰かと会ったり、やるべきことをこなすことで、「今日も頑張った!」「リフレッシュできた!」と思い、「明日も頑張ろう」と思うようになります。
何が言いたいかというと、この段階のときはなるべく何かを経験させるということが大切です。
あるお母さんはお子さんが不登校になったとき、「親子で過ごす最後のチャンスだから、いろんなところに行こうか」と、いろんなところに遊びに行きました。
その子は今結婚し、子どももいます。
子供によって、ご家庭によって経験させたいことは異なってきますが、不登校だからこそできることに取り組むことが大切です。
それから、段階2でもお伝えした「お子さんが自分で気持ちを出せるようになるトレーニング」も継続していきましょう。
そのうえで、期限を決めて、「この日までに○○に行くかどうか、決めておいて」と伝えることで、子ども自身が考えていく力を育てていくことが必要です。
なぜ、段階2や1に陥るかというと、自分でどうするか考えていく力がないのに、自分で乗り越えようと頑張るからです。
だからこそ、お子さん自身が学校にいけない状況を乗り越えることができるように大人側がサポートしていくことが大切です。
「親子の関係をよくしつつ、将来を考えていく力を育てていくこと」
これがこの段階で押させておきたいゴールなのです。
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