不登校・引きこもり専門カウンセラー
カウンセリングルームはぴっとの田中勝悟です。
令和になっていかがお過ごしでしょうか?
新元号と相まって、今年のゴールデンウィークは何だか変な感じです。
特に10連休という今までにはなかった大型連休ということもあり、かえってバランスを崩されている方も多いのではないかと思います。
ゴールデンウィーク明けは不登校になりやすい時期。
また再発もしやすい時期です。
今回はゴールデンウィーク明けがなぜ不登校になりやすい時期についてお話をしたいと思います。

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ゴールデンウィーク明けに不登校になりやすい理由とは?
不登校になりやすい時期はいくつかあります。
5月、9月、11月、1月が割と多い時期です。
特にゴールデンウィーク明けというのは、不登校になりやすい時期の一つでもあります。
なぜ、不登校になりやすいかというと、一番の理由は、子どもの疲れがピークに達しやすいためです。
4月に入ると、進級や進学ということもあり、環境が一気に変化します。
まずは、その環境に慣れるのにかなりのエネルギーを使います。
ゴールデンウィーク前からちょくちょく学校を休みだすお子さんもいますが、それは疲れがピークにたまっているからです。
そして、ゴールデンウィークになると、学校での緊張や疲れから一気に解放されます。
その時に、今までたまっていた疲れが一気に出てしまいます。
ゴールデンウィーク中にその疲れを一気に癒すことができればいいのですが、その時に心身のバランスを崩してしまい、崩れたままゴールデンウィーク明けから再度学校に行きだします。
そのまま学校に行くので、限界を迎えてしまい、5月~7月の間に不登校になってしまうというケースは非常に多いです。
不登校になるのは繊細さ・強さの欠如という原因があってこそ
とはいっても、子どもみんながゴールデンウィーク明けに不登校になるとは限りません。
不登校の本来の原因を持っている子どもがゴールデンウィーク後にエネルギー切れを起こしてしまいます。
まず、繊細なお子さんは、非常にエネルギーを使って日々生活をしています。
例えば、相手の表情から意図を察知したり、周りに嫌われていないかと考えながら生活しています。
また、自分の感情に振り回されやすく、そのために感情的になってしまいがちです。
納得できないことがあれば、そのことをずsっと引きずっていたりもします。
さらに強さが欠けているために、そうした感受性や繊細さと折り合いをつけるのも一苦労し、そのために普通の子どもよりも早くエネルギー切れおこしてしまうのです。
そのため、4月後半からかなり疲れた表情を見せたり、ゴールデンウィークの前後から情緒不安定になった場合は、不登校の前兆のサインでもあります。
ただ、こうしたサインの背景には、こうした不登校の原因があることを一度考えてみることがとても大切です。
ゴールデンウィーク明けに不登校にならなために親にできること
ゴールデンウィーク明けの不登校の予防策としては、子どもの様子をしっかりと把握することにつきます。
もし、疲れている様子が見られたら、一日くらい学校を休ませることも必要です。
そして、ゴールデンウィーク中は、子どもと相談しながらゆっくりと家族で過ごす時間を大切にしましょう。
ただ、どこかに遊びに行く場合、子どもが乗り気ではなかったらその気持ちは尊重することも大切です。
子どもによっては人ごみの多いところは苦手という子もいます。
(人混みが苦手がどうかは、生まれつき性格によるところが非常に大きいです。生まれつき人混みに苦痛を感じる人もいます)
逆にいろんなところに出かけて発散することでエネルギーが充電できる子どももいます。
この辺りはケースバイケースです。
ゴールデンウィーク中はどう過ごしたいか、一度ゆっくりと話し合うことも大切かと思います。
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