「親は最後に身体を使って教えてくれる」
父の葬儀の時、お坊さんがおっしゃった言葉です。
身体を使って、というのは「生き様を通じて」という意味。
そして、最後に見せてくれたのは「死に様」
すい臓がんで死に至るまでの闘病は、
私のその後の生き方に大きな影響をくれました。
誰にでも死は訪れる。
それはいつどんな形で訪れるか選べない。
当たり前のことだけど、真に理解したのは父のおかげ。
今、私が「自分の心の声に従って生きよう」と軸が定まっているのは、
父が教えてくれたと言えます。
とは言っても、父を見送ってすぐに、
こんな風に思えたわけでは無くって。
父に孫を見せられなかった自分を責めた期間もあるし、
その後、不妊治療を経て、生き方に悩んで迷い道に入った期間もある。
その後、コーチングに出会って新しい考え方を手に入れた結果、
父が教えてくれた事が理解できて、私の中で実を結んだ。
その結果が「自分の心の声に従って生きよう」
今日の記事を書きたくなったきっかけはある映画にあります。
私の父は映画が好きな人で、
幼い頃から私は父と一緒にいつもテレビで映画を観ていました。
当時、野球vs歌謡番組で熾烈なチャンネル争いをしてましたが、
映画のある日は休戦(笑)
子供の頃観て夢中になった映画を久しぶりに見たのが、
今日の記事のきっかけです。
とは言っても、父の事は毎日思い出しています。
今日は、何を観ようかなぁと動画配信サービスを探す度に、
ビデオ屋さんでビデオを借りてきていた父を思い出し、
生きていれば、この便利な時代に映画を満喫できたのに!!
と胸がキュッとします。
だから、映画を観る時は「お父さんも一緒に観れてるよね?」と
父に話しかけている。
映画を観る事で父の供養をしている気持ちです。
映画をたくさん観るのは何よりも自分のため。
30代の頃の私は、
「頑張らなくてはいけない」という思い込み(ビリーフ)に囚われていた人だったので、
映画は、リタイアして時間がたくさんできてから観れる
それよりも、今は頑張らなくちゃ
楽しみ事を先延ばしするような傾向にありました。
40代の頃はこのブログにも書いてあるような悩み事が多くて、
映画を楽しむ気持ちが起きなかった。
その分を取り返すような気持ちもあって、
今、好きな事で自分を満たしています。
まだまだ生きて、色々やる気は満々ですが(笑)
でも、命は借り物。
いつ、どんな風に、今世が終わるかは選べない。
選べるのは、それまでの生き方。
それを教えてくれたのはお父さん。
亡くなってからも私を育ててくれてありがとう。
*余談ですが、私が夢中になった映画は「ミクロの決死圏」
テレビ放映の時期をWikipediaで調べたら、当時9歳だったらしい。
もう一本、子ども心に夢中になった「シンドバッドの7回目の航海」は7歳。
思ったより幼かったので驚きました。
子ども時代に心が動いた体験は根強くその後の人生に影響を与えますね。
あなたが子供の頃に夢中だった事、印象に残っている事は何ですか?
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