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脳卒中・脳梗塞ランキング
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脳卒中(脳出血・脳梗塞)で筋肉が硬くなる原因‐2(ビューティローラーの振動周波数)



⭕要は、筋肉が硬くなる原因


使い過ぎ→スポーツし過ぎで疲労


使わなさ過ぎ老化+怪我+脳卒中(脳からの指令が出ないために使いたくても動かない痙縮・拘縮)


両極端なのです。


一番いいのは適度に動かすことです。


筋肉疲労で筋肉が硬くなるのは、


筋肉のエネルギーの問題=筋肉の酸性化→筋肉を動かす(=収縮させる)にはエネルギーが必要です。

筋肉に蓄えられている糖質の一種である筋グリコーゲンが分解して、筋肉のエネルギー=ATP(アデノシン三リン酸)を使用します。

しかし、筋グリコーゲン(糖)の分解時には乳酸も同時につくられます。

この乳酸の生成過程で水素イオンが作られるために、元々中性である筋肉が酸性に傾いて筋肉が硬くなり筋肉が疲労します。(要は筋肉疲労の原因は乳酸ではなく、筋肉が酸性になるのが原因で、


酸性化

無酸素運動≫有酸素運動です。

 

筋肉自体の問題=筋肉疲労と再生時の線維化→激しい繰り返しの伸縮運動などにより、筋肉の緊張が取れずに、筋肉が疲労すると、筋収縮はアクチンとミオシンの2つの繊維がスライドして滑り込み運動で収縮するのですが、スライドが充分に出来なくなり筋原線維が短くなって、動く範囲が狭くなって筋肉が硬くなります。


また、筋肉が疲労したままトレーニングを続けてしまうと、筋に小さな断裂が起こって筋繊維が傷みます。筋肉は傷ついている部分を修復しようとしますが、筋肉疲労の状態では筋肉が硬くなって血管を圧迫しているために、血流障害・低酸素状態の下での修復であるコラーゲン(線維化)で 手っ取り早く筋線維の代わりにしようとします。 そうなると筋肉内に結合組織が増えてしまい、 硬く伸びにくい筋肉になってしまいます。


ビューティローラー使用でも筋肉が強制的・受動的に動かされるので疲労して傷つきます。しかし、深部の筋肉まで解し柔らかくする機械的刺激で血流改善されるので、コラーゲンによる線維化ではなく、正常な修復・再生になると考えられます。


無酸素運動(有酸素運動でもやり過ぎると筋肉疲労して硬くなります。)


参考→振動周波数とは、

1秒間の揺れの回数を意味します。 


単位は「Hz(ヘルツ)」であり、

1秒間に60回揺れれば→60Hz

1秒間に100回揺れれば→100Hz

となります。 



参考図→振動周波数−ナベヤ・振動要素の理解


スポーツジムの大型ビューティローラー回転数→毎分90回転 (メーカー確認・一定)

= 90 rpm (回転毎分)

ビューティローラーは回転1周の間に滑らかな16個の凹凸で振動させますから、

90 rpm÷60s=1.5Hz

1.5Hz×16=90㌹

ビューティローラーの振動周波数=1.5Hz×16=90㌹となります。

●振動周波数と痙縮の関係→

100Hz㌹以上→痙縮が促進効果=痙縮が進み悪化する


90Hz㌹以下→痙縮が抑制効果=痙縮が抑制されて痙縮が改善する


ビューティローラー→90Hz㌹以下ですので、

脳卒中(脳出血・脳梗塞)後遺症の痙縮の抑制効果=痙縮が抑制されて痙縮が改善する

ということになると思います。

 

また、周波数は小さいと波長は長くなりますから、遠くまで届くようになります。だからこそ、ビューティローラーの刺激は深部の筋肉まで届くのだと思います。


追加→実際はビューティローラーに体の一部分をあてて使用しますから、あてた部分の重みと抵抗で回転数は減って→ビューティローラーの振動周波数=1.5Hz×16=90㌹以下

になっていると思われます。


注意事項→強烈な刺激ですので、皮膚を保護するために防御の腹巻き+ゴム板+ベルト+サポーターなどを装着する必要があります。
 

備考乳酸は酸素が充分に供給される酸素運動(日常生活動作やジョギングなど)よりも無酸素性運動(激しい短距離走など)でより多くつくられます。身体には乳酸を一旦中和させてから、ミトコンドリアで酸化してエネルギー源として再利用する働きがあります。


乳酸はエネルギー源として再利用されるのですが、乳酸の生成が消費を上回ると乳酸が蓄積することとなります。





参考図有酸素無酸素運動エネルギー‐東武スポーツクラブ プレオンせんげんだい


また、筋肉が硬くなると、筋肉同士が上手く滑り合わない事も筋肉が硬く感じる原因となります。







参考図・文硬い筋肉‐バレエヨガ・blog.coruri.info


備考→運動する時に、筋肉は収縮と伸展します。その際に他の筋肉との間を滑っています。隣の筋肉と滑ることができるから、筋肉が動けます。硬い筋肉は滑り難いためにより硬さを感じるようになります。筋膜が線維化・筋肉との癒着すると尚更です。


痙縮(脳からの指令が出なくなり脊髄反射亢進による筋肉が緊張し過ぎで強張り硬い状態→手足が動かし難かったり勝手に動いてしまったりする状態です。


特徴は、ある関節を他人が速く動かそうとすると、緊張が高まり、 ゆっくり動かすと緊張は弱くなります。 このように関節を動かす速度によって抵抗が変わります。



参考図→痙縮‐手足の突っ張りサポート‐TEIJIN


固縮特に筋肉の強張りで動かし難い状態です。


特徴は、速く動かしてもゆっくり動かしても抵抗は変わらないか、 ときどきガクンと抵抗が弱くなり、またすぐに抵抗を感じたりします。


拘縮特に関節関節の周り(筋肉・筋膜・靭帯・腱)の線維化が原因で動かし難い状態です。


脳卒中発症後は痙縮と拘縮が、ほぼ同時に発生していると思われます。が、しかし、私は麻痺側の手足が動き始めると痙縮は減少して、拘縮が脳卒中経験者の連動障害の一番の原因になって行くと考えています。これを改善するのがビューティローラーです。




参考図→拘縮−筋肉の線維化(コラーゲン沈着)・ディアケア




参考図→拘縮肩‐宜野湾整形外科医院


また、拘縮は、原因によって5つに分けられます。


筋性拘縮→病気など寝たきりでの状態が続くことで筋肉が緊張して萎縮し、関節が思うように可動できなくなる状態です。


神経性拘縮→神経が原因となる拘縮です。 例えば、脳卒中のような脳神経の病気を発症した場合に筋肉が麻痺したり異常に緊張したりすることで起こります。 病気以外にも事故などにより脳神経が損傷することも「神経性拘縮」の原因につながります。


皮膚性拘縮→火傷・熱傷・外傷・手術後の傷跡や皮膚のひきつれ・などの瘢痕によって引き起こされる形の変形や皮膚の緊張が強い状態を皮膚の瘢痕拘縮→皮膚性拘縮


結合組織性拘縮→靭帯や腱などの癒着や収縮によって起こり、皮膚を形成する軟部組織の収縮や癒着も原因の拘縮


関節性拘縮→関節を動かす機会が減ることで、関節自体が硬くなり固まってしまいます。 さらに筋肉や靭帯、関節包といった組織も硬くなり、運動が制限されることを言います。

 

また、拘縮は、収縮の方向によって伸展、屈曲、内転、外転、などに分類されています。


強直(きょうちょく)→関節(骨・軟骨・関節包)の変形や癒着が原因で動かない状態で、且つ関節可動域制限が生じている状態です。