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脳卒中・脳梗塞ランキング
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内反尖足・ぶん回し歩行完全回復について-3(杖歩行の重要性)


⭕私の経験上で考えたことですが、


先ずは歩こうという意志・動作イメージ・目的が必要(例−トイレに行きたいから行く)です。


意志・動作イメージ・目的のない単なる歩くだけ歩行訓練は脳卒中後遺症の運動障害からの回復には大脳の機能回復という観点からは勿体なく疑問です。


何故なら、行動の際は大脳の意志・動作イメージ・動機があって、脳の運動野からの指令が出て、応じる筋肉が動くからです。要は大脳人間らしい機能のためには貢献していないということです。


健常者は、歩こうという意志・目的があって、一度、歩き始めると脊髄・小脳・脳幹コントロールして無意識に歩行運動が起こります。


一方、脳卒中経験者は、(車椅子)→杖歩行から始めると良いと思います。

 

参考図→杖の選び方→学研・Cocofump(参照図の℃は間違いで→角度の ° =度です。)


平地歩行の際→杖→患側健側



階段を上る際→杖→健側患側(なるべく手すりを健側の手で掴みながらやると安全です。)



階段を下る際→杖→患側健側→一番危険です。(なるべく手すりを健側の手で掴みながら慎重にやる事が大切で安全です。)

 

階段を下る際に、特徴なのは麻痺側の足の太ももがクルッと内転する事です。下り階段のぶん回し歩行という感じです。この動きが失くなると歩行に関しては完全回復したことになると思っています。



参考図(動画)文杖歩行・がんばれ看護学生


杖歩行で、


足裏・足・下半身からの脳への感覚を増やし


麻痺側の足・下半身に体重を乗せた際の感覚最初は意識する


麻痺側の足が動き始めるたら脳に新しい回路が出来ている事を意味する)、足の筋肉を動かすように脳の訓練と杖歩行訓練


次第に、杖歩行で感覚野が再構築(壊されている場合)されて来て、ペナンブラ領域に歩行のための新しい回路(シナプス結合による新しいネットワーク)が運動野と繋がり指令が出て杖歩行がスムーズになって行くでしょう。


杖歩行安全の為にも感覚や下半身の筋肉脳の複雑機能を育てる為にも重要だと思います。


また、急い杖無し歩行に移行すると、麻痺側の足の筋肉・関節のみならず、健側の足の筋肉・関節まで痛めしまうことがありますから注意して下さい。


杖歩行と似た行動発育に赤ちゃんのハイハイがあります。


ハイハイの期間が長い赤ちゃんは、親としては心配でしょうが、直ぐに捕まり立ちする赤ちゃんよりも、首・背中・腰・腕の筋肉股関節の形成感覚脳の発達などがハイハイで育てられますので心配する必要はありません。

寧ろ、ハイハイが長い方が良いのです。直ぐに捕まり立ちする赤ちゃんの家は自分の家が狭いことを自慢しているとも言えるでしょう。

感覚や脳の機能や筋肉を育てるには時間が必要なのです。


その後 杖なし歩行 杖なし正常歩行に移行するには、


杖なし歩行

医師の許可を得てからマシントレーニングすること→(ずっとこのスポーツジムに通っていたのですが、

最初は断られました。しかし、医師の許可理学療法士さんのアドバイスをもらい通えるようになりました。また、最初は家内の送迎でしたが、リハビリ病院でにドライブシュミレーターがあり練習していたので、途中からは県の免許センター許可を得て自分で運転して通えるようになりました。)


ある程度は

●自分自身で杖もなく歩行可能になりましたので、ジムに通えるようになりました。(この頃を知っているスポーツジムの方から最近(2024年6月)に「最初の頃は歩き方がぎこちなかったけど、今はほとんど正常で分からない」と言われました。自分の歩行感覚ではそうでもないのですが、、、嬉しいです。


ジムでは

トレッドミル(ランニングマシン)使用していません。


歩行の際に怪我をしない、

足を痛めない

悪癖をつけない


以上が理由です。

下半身の筋力アップマシンのみで行っています。


スポーツジムでは、転倒すると鉄製のマシンにぶつかり危険ですので、頭を保護するように帽子を着用しています。(私は頭に毛がないので、ファッションの為と怪我防止という理由もあります。)


トレーニングに必要な最低限の筋力アップを計ってから、プール歩行を始めました。


プール歩行は下半身への負荷が少なく、バランス感覚と足裏感覚を高めてくれます。


水中では浮力が陸上の3分の1程度になります。

もしも、プールで倒れた時のために体を支える力が必要です。


私の体重68㌔→水中での体重=約23㌔→両手(麻痺側も含めて)23㌔最低必要となりますので、上下重量挙げマシン(ショルダープレス)で23㌔以上の重りを挙げられるようにする必要があります。







参考→水中ウォーキング−1(脳梗塞経験者の特徴)


https://ameblo.jp/hapikuni/entry-12820870624.html 


下半身はスポーツジムを歩く以外は、ひたすらビューティローラーで腰・お尻・足の筋肉(太もも・ハムストリングの筋肉は体の他の筋肉よりも大きいから)を解し柔らかくしています。


杖なし正常歩行するには、


末端足の骨格筋・筋膜・腱・靭帯・関節・関節周囲組織)の線維化=拘縮の改善が重要になって来ます。


要は、


ビューティローラーを使用して、腰・お尻・足の筋肉を解し柔らかくして、骨盤起こし


麻痺側のお尻・腰コリ・張りが溶けて、腰が後ろからくの字に凹み入り込み重要・この感覚は経験者のみ分かる感覚だと思います)→ぶん回し歩行の改善に寄与する。


内反尖足改善

a−足の筋力アップ

b−足の筋肉柔らかく(麻痺側の足の裏面=ハムストリングスふくらはぎ+太もも・スネを捻り内外側面=内外ラインスジ→内ライン・体重が内ラインスジに乗って来る・内反尖足改善・クロゥツゥの改善+外ライン足小指の充実感)

c−麻痺側の股関節の可動域制限解除・拡大


上・下行性連動正常化

(例‐麻痺側の腕を後ろへ振り出す背骨の時計回り反時計回り連動


ぶん回し歩行消失


⑥完全回復

無意識でも歩行可能走り・ジャンプ可能レッスン参加

現時点では、運動障害の回復程度の数値化が90点以上になってからスタジオレッスン参加する予定です。


という流れをなります。


杖歩行を続けていると、大脳の一次運動野や運動前野と呼ばれる部位と小脳の間には「ループ回路」がありますので、意志・目的に向けて無意識でも歩行出来るようになるでしょう。