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脳卒中・脳梗塞ランキング
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⭕水中ウォーキング−1(脳梗塞経験者の特徴)


過去にやっていたプール歩行を紹介します。


●2020年08/23〜2022年2月まで、水中(プール)歩行を行っていました。現在はビューティーローラーが主体で、プール歩行は休止・中断中です。


脳梗塞発症後は、とても転倒しやすいですから、転倒した時に水中の方が安全であるという理由で水中プール)歩行を行っていました。


注意点→スポーツジムでのセルフトレーニングで最低限の筋肉をつけてから、水中ウォーキングをして下さい。


例−上下重量挙げマシンで

10㌔挙げることが必要だと思います。その根拠は水中では、胸の高さの水位の場合には、体重に浮力が働いて陸上の3分の1程度になります。麻痺側の腕の筋力が10㌔ならば、健側はそれ以上でしょうから、健側と麻痺側を足して20㌔以上になります。これを3倍にすると、浮力が働かない場所なら60㌔以上(約成人の体重)になります。


よって、水中での転倒に対処出来ると考えるからです。


逆に言うと、体重60㌔→水中での体重=20㌔→両手(麻痺側も含めて)20㌔最低必要

となります。



脳梗塞経験者は、痙縮により筋肉が強く緊張すると、屈筋群の方の緊張が強いので屈曲方向に縮こまることが多いです。


⭕プール歩行を行うに当っては下記の問題があります。


内反尖足の問題

クロ−トゥの問題

……………………

内反尖足→痙縮により、つま先を下げるためのふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋=腓腹筋とヒラメ筋)は、かかとに付着しているので、麻痺側の内反尖足になります。


これが一般的な内反尖足の原因とされていますが、私の考えている内反尖足の原因は麻痺側の上位の筋肉と骨も関与していると考えています。


例えば、大腿四頭筋などの筋肉とその短縮によって骨盤が捻れているために、歩く方向の足先の向きと大腿四頭筋による骨盤の歪みの向きとが異なるのが主な原因だと思います。


また、足の筋肉・スジで言うと


a−麻痺側の右足の右お尻の筋肉(大臀筋大・中臀筋)〜

腸脛靭帯〜外くるぶしスジライン


b−麻痺側の右股関節からの内側のスジ〜右膝内側〜内くるぶしライン


も関与しています。



参照図→Yoga ジャーナルオンライン


●補足→内反尖足については、後の記事(内反尖足の題目)で説明する予定です。




参照図→脳カラ−リハビリ相談室


クロ−トゥclaw toe=鉤爪趾・かぎづめゆび・こうそうし)→長趾屈筋(ちょうしくっきん)が痙縮により筋緊張が強いとクロートゥになります。




参照図→長趾屈筋Visible Body


以上のために足裏全体がプールの底に上手く着地出来ませんから、注意が必要です。

しかし、これにより足裏感覚を鍛えることに有効だと思われます。


また、水中(プール)ウォーキングは、以下の利点があります。


普通のウォーキングよりも、水の抵抗が加わるので、り、短時間でも約1.5倍の消費カロリーを費やすとのことです。よってとても効率の良いトレーニングと言えます。


水に入ると、浮力で体重が軽くなります。ひざや股関節が悪いと陸上での運動は難しいですが、プールの中なら、

負担が少ないと言う利点があります。


水圧の効果も大きくて、水深1メートルで1平方メートル当たり1トンもの圧力を受けます。この圧力が適度に血管を圧迫し、静脈の血液が心臓へ戻るのを助けてくれます。

これにより、心臓の負担が減ります