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脳卒中・脳梗塞ランキング
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まとめ−6‐正常歩行への回復についての考察


今朝(2024年10/27)の散歩動画です。愛犬のチェリーはハロウィンの服を着ています。



動画挿入→ビューティローラー+セルフ整体・腰回され体操・動的ストレッチ導入してから約3ヶ月経過の歩行動画 


参考動画→2024年10/27日の歩行動画


動画からは分かりませんが、麻痺側の腰の深部の張り・コリはかなり少なくなり、


① 真後ろから入り凹み反って、


② 真横からのクビレを感じるようになり、

 

ぶん回し歩行は微かになっています。


しかし、麻痺側の右腕の振りは、

 足の動きに腕が連動しての動き(上行性連動)


② 腕の動きに足が連動

(下行性連動)


に関しては、まだまだですが、


麻痺側の腕を動かす筋肉【大胸筋・前鋸筋・背中の中・上部筋肉・肩(麻痺側の右肩関節は未だに亜脱臼状態です)肩周囲の筋肉・3角筋・上腕2頭筋(力こぶ)・上腕3頭筋・前腕の表裏・手の表裏・指)


も、ビューティローラーをかけている効果で麻痺側の右腕の曲がりが少なくなって来ています。



⭕️ 私の提唱する3Mメソッドの考えは、


脳卒中(脳出血・脳梗塞)発症→弛緩性麻痺→痙縮と拘縮→次第に麻痺側の手足が動くようになる(=痙縮の減少を意味する)→そして拘縮が運動障害の一番の原因になっていると考えていますから、


この拘縮からの脱却こそが、原因に対する治療であり、脳卒中(脳出血・脳梗塞)後遺症の運動障害からの回復になっています。

 

参考

痙縮→患側脳からの運動指令が出なくなり、錐体路(皮質脊髄路)・錐体外路が機能不全→筋紡錘の感度亢進→伸張反射亢進→脊髄〜骨格筋(麻痺側の末端)間の反射亢進→麻痺側の筋肉の緊張亢進状態(筋肉に力が過剰に入りやすくなってしまい、手足が突っ張り・指が強張る・手首や肘が曲がる・内反尖足など 動かしにくくなる状態)


拘縮→2〜3日の関節の不動によっても発生(痙縮で動かし難い環境が続くと発生)→関節やその周囲の末端の血流障害が発生→末端が低酸素状態・低栄養状態・慢性的炎症状態になり→生体反応による無理な修復で末端(皮膚・骨格筋・筋膜・腱・靭帯、関節包など)が線維化して伸び縮み能力が失われた状態



参考図→痙縮の手足-痙縮情報ガイド




参考図→ぶん回し歩行−あん摩マッサージ指圧の総合サイト


しかし、


現行のリハビリ治療には、私が考える運動障害の一番の原因である末端の線維化=拘縮に対する治療が少ないか、又は無いようです。


つまり、原因に対する治療が全く考えられていないということです。

 

現行のリハビリのように、

正常な歩行分析をして、それを再現するような歩行訓練は疑問です。


というのは、私の場合は、2018年12月末に発症した脳梗塞は、リハビリ病院転院した入院期間中(2019年2月〜2020年4月・保険改正のためリハビリ期間制限された)以外は歩行訓練はしていません。


また、スポーツジムに通うようになっても、トレッドミル(ランニングマシン)などは足を痛めたり、悪癖が付くリスクがあるためと、


歩行訓練の問題の1つである足の筋肉を使えば使うほど、一生懸命やればやるほどに下半身の筋肉が疲労して硬くなる(拘縮の悪化)というリスクの観点からも実施していません。


ただ、下半身の骨盤・腰・お尻・背中下部を刺激が筋肉の深部まで届くビューティローラー(ビューティローラーを製作している平岩製作所さんに連絡したら、「脳卒中の運動障害に利用しているとは、初めて聞いた」とのことでした)を徹底的に使用して筋肉を解し柔らかくしているだけです。


却って筋肉が線維化され動き難い状態=拘縮)のままで、歩行訓練を繰り返し実施することによって下半身の筋肉が疲労して硬くなるという弊害があると思っています。


正常歩行は時間差で対角線X状態で捻じれ歩いて行くので、背中上部の筋肉も解し柔らかくすることが大切です。





参考写真→腕振り-1・日経Gooday-金哲彦・ウォーキング




参考3Мメソッドまとめ−5+私の脳卒中運動障害からの完全回復の為の方法動画あり(腕振り動画)


内反尖足・クローツゥ・ぶん回し歩行などのギコチない歩行は、


下半身の筋肉(背中下部・お尻・足(内外側スジライン+アキレス腱)などの筋肉)が硬くなって短縮化して正常歩行の動きを邪魔している事と、更に短縮化した筋肉が関節・骨の歪みなどを起こしている事と、

上・下行性連動(下半身→上半身・上半身→下半身)が無いからです。


しかし、骨が歪み変形してしまっている症例は3Мメソッドでの回復は困難かも知れません。


故に、出来る限り早期に筋肉の深部まで効果が届くスポーツジムのビューティローラーで短縮化している筋肉を解し柔らかくすることが重要です。


理想は充分に麻痺側の下半身と腕の筋肉を徹底的に柔らかくしてから、始めは意識した正常な歩行訓練をして、その際に悪癖や足を痛めないように注意して実施します。そうすると後に無意識でも出来るようになると思います。


何故なら、一度歩こうと行動を始めると後は無意識コントロールされて歩行が進むからです。


おそらく、一見すると正常に見える意識した歩行は無意識になると、麻痺側の足・お尻の硬い筋肉と麻痺側の腕が後方へ振る動作が出来ない事が邪魔をしてぶん回し歩行に戻るからです。

 

以前にも書きましたが、一度、歩こうと意識すると、後は、無意識で、大脳の一次運動野や運動前野と呼ばれる部位と小脳の間の「ループ回路」が歩行を担うからです。硬い筋肉での歩行は、無意識になった途端に、筋肉の硬さが動きの邪魔をしてぶん回し歩行に戻ってしまうでしょう。


また、


私の経験では、歩き方の訓練や歩き方のコツなどでは完全麻痺からの完全回復は治らないと思います。


軽度〜中程度最初から麻痺側の手足がある程度動く人には、

(筋肉を解し柔らかくするともっと早期に回復するでしょうが、、)効果があると思います。


しかし、私のように医師の診断で、右半身感覚無し、右手足が全く動かすことが出来ない右半身完全麻痺から、歩行訓練や歩き方のコツによって完全回復をさせる事は困難でしょう。


実際に全く麻痺側の手足が動かないで車椅子状態の完全麻痺からの完全回復の脳卒中経験者は殆どいないことからも分かります。


私は極端に言えば、筋肉を解し柔らかくするだけでぶん回し歩行などのギコチない歩きは回復すると思っています。


理学療法士さんのリハビリの指導によって杖無し歩行が出来るようになったら、スポーツジムでビューティローラーを使用して筋肉を解し柔らかくする事が完全回復への道に繋がる1つの手段だと思います。


具体的には、歩行訓練の前に、


人間は2足歩行である以上、身体の要である骨盤と腰周りの改善が必須項目です。


骨盤の位置を是正する(発症時は弛緩性麻痺で麻痺側側に捻れ落下して、その後に痙縮と拘縮により骨盤周りの筋肉が短縮化して骨を歪み固まってしまった位置を深部の筋肉まで解し柔らかくして骨盤を起こすこと)


身体の要である腰周り・お尻周り・足(内外側スジライン+アキレス腱)などの筋肉のコリと張りを徹底的に解し柔らかくして動き易くする【末端(骨格筋・筋膜・腱・靭帯・関節・関節周囲組織)の線維化の阻止と脱却】



そして、麻痺側の腰が真後ろから凹み入り軽く反る良好な状態にする事と、


最近(2024年10月)になって分かって来たことですが、


これと同時に麻痺側の腰の真横からの凹み・クビレ(私はお腹が少し出てますので、感覚的にクビレが発生して来た感じです。)も経験して大切だと思います。

 

a‐ビューティローラー使用


b‐セルフ生体・腰回され体操・動的ストレッチ

 

【最近(2024年10月)はスポーツジムで、a・bセット3〜4回実施しています。というのは加速度的に完全回復への道を進んでいる事を感じられるからです。】 




参考3Мメソッドまとめ−3+ぶん回し歩行の完全回復に直結する方法動画あり(私的考案)

 

現行のリハビリは、以上の改善を不十分なままで歩行訓練を実施しているようですが、


これは時間と費用の無駄、回復が長引くだけです。(=脳卒中後遺症の運動障害による苦しみが長引くだけです。)


筋肉を徹底的に解し柔らかくするという手間を1つ増やす事で加速して回復が進みます。


まさに、「急がば回れ!」です。


特に、杖なし歩行が出来ている脳卒中(脳出血・脳梗塞)経験者で回復が停滞している方々にお勧めします。回復が日に日に・朝に目覚める度に、停滞していた回復が加速度的に進むので、きっと驚かれると思います。



参考→3Мメソッドまとめ−重要−4−私の考える脳卒中後遺症の運動障害の治療方法


https://ameblo.jp/hapikuni/entry-12869327547.html




⭕️2024年10/28追加
昨日(2024年10/27)気付いたことですが、麻痺側の骨盤が起きて、腰・お尻・背中下部の張り・コリが消えて来ると、腰(重心移動・臍下丹田)から歩行が始まって来る感じになりました。ぶん回し歩行の時は、腰の動きがないので、足(太もも筋肉)から歩行しようとしていたのです。
これか。ギコチない歩き方の一番の原因だと思います。健常者は当たり前の事でしょうが、脳卒中経験者の回復過程で経験した人でないと分からない感覚だと思います。