転校生がやって来た (NO1) 最初に 戻るよ
お前のために (NO18)
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12月22日 終業式の日
朝 真純は 高杉に呼び止められた
「おい お前 25日 空いてるか」
「うん 空いてるけど・・・」
「じゃ、 その日 俺の用事に付き合ってくれ」
「・・・・いいけど 用事って?」
「・・・・ 来ればわかる」
高杉は それだけ言うと 去っていった
(用事って 何だろう?)
終業式が始まると
また ハタ校長の長い挨拶があった
「えー 明日から 冬休みだからといって ハメをはずさないように・・・」
(なんたら かんたら ずっと続く)
生徒達は うんざりだった
(早く 誰か アイツをだまらせろ)
きっと みんな こう思っていたに 違いない
長々と ハタ校長が 話した後 やっと 終業式は終わった
教室へ戻ると
通知表が返ってきた
良い 普通 悪い
銀魂高校の 通知表は 簡単な物である
3-Zのクラスは 普通 悪い が多いようであった
(みんな もっと 頑張りましょう)
真純の通知表の中には 小さな紙きれが 貼ってあった
紙きれには
クリスマスは 用事があるから 正月 一緒に 初詣に行かない?
と 書いてあった
真純は 銀八の方を見た
ニッコリ 微笑んでいる 銀八
真純も いいですよ という意味で 微笑返した
みんなは 通知表に夢中で 2人のやり取りには気づかなかった
約束とは・・・ (NO20)
に続く