大安ケイコです。
今日は、朝7時のロマンスカーに一人で乗って、御殿場へ行ってきました。
ずっとなんとなく御殿場のアウトレットに足を運びたかったのです。
色々煮詰まっていたので、思いきって行動しました。
到着したのが早かったのでどこかカフェで一休みしようかと思ったら、駅前で何やらカメラがたくさんぶら下がっている喫茶店を発見。
中に入ってみたら、まず私の目に入ったのは新藤兼人監督の写真でした。
20代のころの私の夢はシナリオライターになって映画、ドラマの脚本を書きたい、でした。
今も表参道にあるシナリオセンターに毎週通いながらコンクールにトライしていたのです。
(日テレのコンクールでは最終まで残りましたが、佳作にも届きませんでした)
しかし、当時の夏休みに参加した新藤兼人監督主宰のシナリオ合宿では最優秀賞を頂き、月刊シナリオに全シナリオが掲載されたのと、新藤監督の作品が好きなので、写真を見たとき、あ!これは…!と驚きました。
シナリオライターの夢、いいとこまでいくのですが、根性がないのです。
やはりプロは何があってもへこたれない根性があるんですよね…、尊敬です。
前置きが長くなりましたが、その喫茶店は写真家の池谷俊一さんのお店でした。
池谷さんは、役者さんや女優さん、作家さん、監督(すべて超一流の方)などのお写真を古くから撮られている巨匠カメラマンでした。
うちの祖父(既に他界)が東宝映画のスチールマンだったので(昔の映画は、場面ごとにスチール写真を撮り、それが映画館に画鋲で貼り出されていました)そんな話をしてみたら、同じ時代に東宝でお仕事をされていたようで、私が祖父から聞いたエピソードを話すとどんどん話がつながりまくり。
最後に池谷さんに言われた言葉は、
「あなたは聞き上手で人間観察が得意でしょう、結婚相談所じゃなくてもう一度シナリオ書けば?」
でした(^^;
うーむ、夢、再燃か?
池谷さんとのお喋りが深すぎて、アウトレットが妙にフワフワした綿菓子のように見えてしまいました。
↓写真は池谷さんが撮られた俳優の平泉成さんです。
ブログ掲載OK頂きました。
池谷さんに今日初めてお会いしたのに、祖父のこと以外にも共通点があって、ご縁の尊さを感じました。
祖父が天国で笑っているかも、と思いました。