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私の入院宣告をしにきた医者…
処置室のそこかしこにいる、医者・看護師・患者・インターン医師に聞こえるくらいの大声で(もともとの声が大きいと思いますが…)
かたくなに入院を拒否してる私に向って
『 入院したくない理由は何? 何か用事があるの? 金銭的な問題なの? プライベート? じゃあ一緒に来てる母親を呼んで!! プライベートにかんする事みたいだから、母親から様子を聞こう!! 』
そう、確かに喘息発作を甘くみると死んでしまう事があるのは身にしみてわかってます。 その医者が言う事も身にしみてます。
それでも でも、私にはある程度 発作が治まれば自宅療養の方が 気分もリラックスできるのです。
以前、入院した時の私は 異常なハイでした。 一向に眠れず 夜中に病院を点滴したまま ウロウロと歩きまわったり、ほぼ寝たきりのお婆さんの世話をしたり、無理をして明るくしたり 夜中にポロポロト泣いてみたり…と入院生活を終えて自宅に戻った時は、人格が変わったかのように 何も出来なくなりました。
そう、入院してる時は躁の自分。退院後は鬱の私。
自分でも入院中はおかしいと自覚してるのです。
そして母親が呼ばれ、入院しない私を説得して欲しいと遠まわしに母に頼む医師。
その声はカーテンをしめてるものの大声。
『 このまま家に帰っても私は保証しませんよ。 私は知りませんよ! 』
でも、母は私が入院したくない気持ちは知っています。なので医師への返事はすぐにしませんでした。
『 こっちも時間交替やベッドの確保があるから 15時までには返事を決めて下さい。じゃないと引き継ぎできません。 このままベッドを占領されても困ります。 』
もう、私は絶対この医師の言う事なんか聞くもんか!! 悔し涙でいっぱいで母親をみていました。