私の死生観 | 自由に自分らしく ~卵巣癌&肝臓転移と向き合いながら、自分らしく人生を楽しんでいます〜

自由に自分らしく ~卵巣癌&肝臓転移と向き合いながら、自分らしく人生を楽しんでいます〜

卵巣癌ステージ3C期。
この状態になって初めて地球に生きていられることが奇跡だと心から感じられました。宇宙の仕組みもどんどん見えてきて。今の私だからこそ、伝えられることを伝えたい。

こんばんは♪

 

土居美紀です。

 

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2019.3.19 

卵巣に12センチの腫瘍発覚

 

2019.4.1

卵巣がんであろうと診断される

子宮からもがん細胞発見

 

2019.5.14 手術終了

 

2019.5.22 退院


2019.5.29 病理診断が出る

ステージ3C期

 

子宮内膜症、卵巣(チョコレート)膿疱

子宮内膜ポリープ(内視鏡手術)の経験あり

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今日はカラッとしたいいお天気。


動かないと腸閉塞になってしまうという

ことなので、朝はお散歩に。


いつもの神社とお寺と、竹林のある公園を

ぐるっと。


だいぶ歩けるようになりました。


術後は妊婦さんのお腹のように、お腹が

出ていて、歩くとやっぱりまだ痛みが

響きます。


でも、外の空気は気持ち良くて、

神社もお寺も緑がいっぱいなので

心地いいです。






昨日、退院後、初の診察でした。


取り出した臓器は、すべて悪性で、

リンパも生検したのですが、

リンパまでいってしまっていたとのこと。


ステージ3C期で、3の中でも一番悪い。


もうなんだか、ここまでくると逆に

腹をくくれるというか。


私はこの地球での使命をまっとうするぞ!


みたいな感じになってます。






寿命は決めて生まれてきてる





と言いますよね。


だから逆にどんなに死にたいと思っても、

その時がくるまでは死ねないって。


自死をのぞいてね。 







私の寿命は、そんなに長くはないかも

しれませんが、まだ地球での使命を

果たしていないので。


というか、むしろ、これからスタートする

感じなので。


うまく病気と向き合いながらどんどん

行動に移していきたいな、と思っています。


このブログも、そのひとつです。


私の経験と発言が、どなたかのお役に

立てたら、本当に嬉しい、と思いながら

書いています。







がんになる前までは、死生観って、

そこまで深く考えてなかった。


パートナーが急に亡くなったりしたら

イヤだなぁ、生きていけるかなぁ


みたいなことは考えたことありました。


亡くなっても魂は生き続けるから、

悲しんでばかりいないで乗り越えなくちゃ

いけないんだよね、みたいなことも

ザックリと。






こういう状態になって、本当に死を身近に

感じることになったわけですが。


基本的な部分はあまり変わらず。




死んでも魂は生き続ける


むしろ、向こうの世界のほうが、

幸せそうでとっても楽チン




と思うので、怖がる必要は無いんだよね、

と思いつつ、怖くないと言ったら嘘に

なります。


そして、やっぱり地球でいろいろ

体験したいと思ってやってきてるわけだし、

私はとにかく小さい頃から好奇心旺盛

なので、もっと地球でいろいろ体験したい!


って、思ってます。


もっとイキイキ生きたい!って。





使命(天命)、みたいなマジメな話

だけじゃなくて、





とにかく、旅行大好き!


海外大好き!


まだ行ってない国たくさんあるし!


日本の中もね!




みたいなのもあるし(笑)






私があまりに早くに死んでしまったら、

残された家族や身近な人たちが不憫で

ならないわ。。


と、思っていたのですが、ある方に、




それは残された人たちの学びだからね




と、ひと言、言われて、




おっしゃる通り!





と、即、納得してしまった。






本当にその通りで。


今回、この病気になったことで、私は

自分でも追いつかないほどの学びを

日々得ています。

 

それと同時に私の身近にいてくれる人たちも

私をサポートしてくれることで、ものすごい

学びを得ていると思います。






パートナーも家族も、友人も。


これが、




すべては愛




と表現することもできるんじゃないかな、

と思います。






一見、悪いことのように思えても、

そこには愛しかなくて。


そこから学ぶことで、愛や感謝、人の温かみ

なんかを感じることができる。


美しいなぁと思います。






昨日の診察には、パートナーや姉も

一緒に来てくれて。


診察の後、話をしました。


抗がん剤をやるかやらないか、すごい

迷っているところなのですが、どちらの

選択をしたにせよ、私の選択を尊重し、

応援する姿勢を見せてくれました。


(ちなみに、抗がん剤は卵巣がんの標準治療

なので、普通は迷うところではないと

思います。どの病院行っても、標準治療だから、

必ずやるものとして、患者に伝えられます。)






これ、患者にとっては、本当に有難い

のです。


側でサポートしてくれる人が自分と違う

方向を向いていると、説得しなくちゃ

いけなくて、そこにものすごいエネルギーを

費やさねばならず。。


ただでさえ、エネルギー不足してるのに、

もういいや、じゃあ、家族を悲しませ

たくないから、家族の言うとおりに

しよう


なんていうふうに自分の意志とは違う

選択もしかねない。






姉は、


「今までもずっと美紀の選択を

尊重してきたつもりだよ」


と私に言ってくれたのですが、

その一言を聞いて、涙が溢れました。






そうだった。


姉は私が小さい頃からそうだった。


好奇心旺盛な私は、何でも新しいことに

次から次へと挑戦するタイプ。


姉はわりと慎重派というか。


私と比べればおとなしいほう。






私が好き勝手にやってる姿を、いつも

見守ってくれてたなぁって、その一言で

ハッと思い出させてくれたのです。


母親が大嫌いで、小学校の低学年から

大人になるまでずーっと反抗期だった

私の唯一の味方は姉だったし。


「姉がいなかったら、私は大きく道を外して 

不良(死語?)になってたよ」


と、よく言ってたのを思い出しました。







パートナーも同じタイプなんです。


私の選択に文句言わない人。






本当に心休まる愛ある人たちに囲まれて

いることを、また昨日も再確認しました。


義理の兄もね、お見舞いも何回も来てくれて

メッセージもくれたりして、サポートして

くれています。


姉のことも支えてくれています。






大嫌いだった母親や、別に好きとも思って

いなかった父親。


両親に対しても生んでくれたこと、

育ててくれたことへの感謝でいっぱいです。


みんながみんなでお互いを支えあっている。






こういうことを、肌でしっかり感じて

受け取れることができたのも、病気に

なったから。


こういう体験をしたくて、そして、

世の中ってすべて愛なんだよ、

ってことを実感するために。


そして、たくさんの方にも知ってもらう

ために、今、私はこうやって病気なって、

こうやって発信してるんだと思います。






私の周りには、そんな愛情深い人いないわ!


と、思ってる方もいるかもしれませんが、

自分が受け取っていないだけ、自分が

気づいていないだけで、実はたくさんの

愛が存在しているんです。





そこに視点を置けるかどうか


そこに目を向けられるかどうか


そこに気づいて受け取れるかどうか


 



すべては自分次第なんですよね。


私も今まで気づいてこれなかった。


こんなにも深くは。





普通にあたりまえのように生きていると

なかなか気づきにくいものだと思います。


でも、しっかり受け止めてみると、

見えてくるものがあるんじゃないかな、

と思います。



土居美紀