先日、ご紹介した中島芭旺くんの本『見てる、知ってる、考えてる』の中で、ひとつどうしても取り上げてご紹介したかったものがあります。
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10歳が書いた自己啓発本『見てる、知ってる、考えてる』中島芭旺くん
こんばんは、心(Ko・ko・ro)コンサルタント/ママ育士の土居美紀です
中島芭旺くんは、転校した学校でいじめを受けていた経験があり、その頃の自分を振り返って下記のようなことを書いています。(枠内抜粋)
生意気だと思った。
いじめっこもいじめたくなるよなと思った。
いじめっこを作ってたのは僕だった。
加害者を作ってたのは僕だった。
世間的には、いじめる方が一方的に悪い、と思いがちですが・・・。
実はいじめられている人間も、
自分はいじめられるに値する人間だ
自分は人から愛されない
自分は愛される価値がない
自分はダメな人間だ
といったような潜在的な(無意識下での)思い込みがあると、いじめにあってしまう可能性があるのです。
つまりは、いじめるほうにだけ非があるというわけではなく、実はいじめられるほうにも原因はある、ということ。
ただ、これの難しいところは、潜在意識での思いなので、自分ではなかなか気づけないというところです。
そして、必ずしも、これに該当するとは言い切れないということ。
いじめられることによって得られる学びが必要な場合も、いじめられるケースがありますし、すべてが上記に該当するわけではありません。
芭旺くんの場合は、それを自分で気づくことができたわけですね。
そして、この本を通して私たちに伝えてくれています。
いじめにあったことがない人間がこういうことを言っても、なかなか聞く耳をもってもらえないのですが、いじめを経験した人の発言であれば、今、いじめにあっている人もきっと受け入れられると思います。
いじめにあっていた人が、ここまで客観視することができるのは、素晴らしいと思います。
相当、いろいろと学んで努力した結果だと思います。
芭旺くんの場合は、お母様の影響がとても大きいと思いますが。
では、どうやったら、その潜在意識の中に潜んでいる自分の思いを払拭できるのか。
それも、芭旺くんは書に記してくれています。(枠内抜粋)
いじめた人に怒っていたと思っていたけど、
いじめた人に怒っていたんじゃなかった。
いじめられたのに誰にも言わなかった。
誰の事も
自分の事も
信じられなくて誰にも言わなかった自分に怒っていた。
やめてよって思ってた。
やめてよっていうのも
自分に
ずっとそのままでいるのはやめてよって
いうメッセージだったんだ。
自分の声を大切にしたら嫌なことは全部なくなった。
自分で守れるんだ。
自分で自分を守るんだ。
自分の声に耳を傾ければ自分は守れる。
「自分の声を大切にしたら嫌なことは全部なくなった。」
中島芭旺くんは、いじめている加害者に目を向けるのではなく、自分自身にしっかりと目を向けて、自分の心の声を自分でしっかり聞くようにしたら、嫌なことが全部なくなったんですね。
自分で自分を認めてあげた
自分で自分を愛してあげた
自分を大切にし、自己肯定感が上がったことによって「いじめ」の世界から抜け出ることができたわけですよね。
このようにも書いています。(枠内抜粋)
僕は生きていたけど死んでいた。
自分の声を無視し続けて、
僕は僕を殺していた。
あの頃の僕に言いたい。
自分を生き返らせるんだ。
僕ならできる。
未来の僕は生き返ってるぞ。
結局、自分を殺していたのは自分だったと。
自分を大切にして、心の声をしっかり聞いて受け止めてあげることによって生き返ることができたと。
何度読み返しても、恐るべし10歳
いじめにあっている人たちだけへのメッセージではないことは、皆さんもお気づきかと思います。
すべての人に、自分の心の声を無視せずに、もっと自分を大切にすることができたら、苦しいこともツライことも、半減するよ、そもそも起こらないよ、ということを伝えてくれています。
結局は、自分で創っているのだから。
Magenta hearts
心(Ko・ko・ro)コンサルタント/ママ育士
土居 美紀
Magentahearts(マゼンタハーツ)
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