2010年12月発行、ということで、「最新時代劇」といっても、映画は『最後の忠臣蔵』や『武士の家計簿』、昨年の大河ドラマ『江 ~姫たちの戦国~』など。だが、DVDをレンタルしてくるには、旧作扱いなものも多く、ちょうどいいかも知れない。
「小説・マンガ・ゲームから楽しむ時代劇」の作品解説を参考に、映画やドラマ以外の時代劇に触れてみてもいいだろう。
「時代劇が100倍おもしろくなる 時代劇を彩るひと・もの・こと」は“風俗・慣習を一挙紹介!”ということで、時代ごとの男女の服装がイラストで載っているのが便利。江戸時代、将軍の呼称は「上様、公方様(くぼうさま)、御所様(ごしょさま)」で自称は「余(よ)」。老中なら呼称「御老中、老中○○様(○○は官職名)」、自称は「わし、みども」(同輩か同輩以下と話すとき)や「それがし、拙者」(身分の上の人に対して)など。こうした細かいことも分かれば、さらに時代劇を楽しめそうだ。
実名敬避の慣習があるため、「信長様!」などと家臣が実名で呼ぶことはなく、「関白」など官職名で呼ぶのが礼儀だったらしい。ただ、官職は変わるので混乱するから実名、というのは、ドラマならではということか。
★『映画・ドラマ・小説で楽しむ時代劇 ~2011年観るべき最新時代劇!~』 キネマ旬報社・刊(キネ旬ムック)、2010.12、\1400+税
レンタルDVDについて、私は最近になって洋画のアクションものを見始めたが、それ以外は、平成仮面ライダーだったり、邦画で好きな俳優が出演しているものだったり。時代劇は…忍者ものが多い傾向がある。昔見た『抜け忍』という作品は、泉政行くん(『555』の木場役)と肘井美佳さん(『牙狼』のカオル役)の出演だが、予想に反して抜け忍になるまでの映画だった。