「小説を書きたいと思っているが、ネタが出ない。ネタをください」という質問を見たのだが。
出ないからって、丸投げなのか、と思ってしまった。
他人のネタで、話が書けるのか。落語の三題噺は、「お題」の提供を求めるが、ネタというほどでもない。
表現したいという衝動があって、表現方法としてマンガでも音楽でもなく小説を選択して…書きたいから書きたい、でいいと思うが、それにしても、ネタは自分で探すものではないのか。
学校の課題の作文なら、テーマが決まってしまっていて、好きな内容では書けない。職業作家についても、「こういう話を書いてください」と言われる気がする。書きたくて書くなら、せっかく好きな内容で書けるのに。
私は、中三の夏ぐらいの時期に、発作的に小説の執筆を始めた。小説を書こうと思った動機は、おもしろい小説がないと感じて、それなら自分で書いてみようかと。ヤングアダルト向きの小説、今で言うライトノベルのレーベルとしては、当時あったのは集英社コバルト文庫ぐらい。新井素子さんが「高校生作家」としてデビューしたのを知って、闘争心に火がついた。ネタは、自分の中からいくつも湧いて出てきた。
何度か新人賞に応募したが、箸にも棒にもかからない。仕事や日常に忙殺され、小説を書くことは減った。それでも、インプットばかりの日々から、ここ1、2年は、読書日記やこのブログなど、アウトプットもするようになった。再び文章で自分を表現したくなった。
本当に書きたいことは、その人にしか分からない。
私は、書きたいことを、書いていく。