こんにちは。
人と組織を咲かせる人財育成コーチ
吉田裕児です。
今日から7月ですね。
2026年もあと半分。
もう一度、自分のあり方を見直して
残りの半分を価値ある時間にしていきましょう。
さて、今週は誰の花を咲かせますか。
■「寄り添う」を勘違いしていませんか
最近、「部下には寄り添うことが大切ですよね」
という言葉をよく耳にします。
もちろん、その通りです。
しかし、その「寄り添う」を
・部下に嫌な思いをさせないこと
・部下を傷つけないこと
・部下を楽にしてあげること
と捉えている方も少なくありません。
今回は、「寄り添う」とは本当はどういうことなのか、
いつものように悩める情熱課長と吉田部長の対話を通してお伝えします。
■寄り添っているのか遠慮しているのか
情熱課長
最近は部下に寄り添うことが大事だと聞くので、
あまり厳しいことを言わないようにしているんです。
でも、言いたいことが言えなくて困っています。
約束を守らない部下がいても強く言えませんし、
報告が遅くても我慢しています。
言ったら傷つくかもしれないと思ってしまって…。
吉田部長
なるほど。
それは寄り添っているのかな。
それとも遠慮しているのかな。
情熱課長
えっ?
それって、私は遠慮しているということですか(汗)。
■見て見ぬふりは優しさではない
吉田部長
例えば子どもが危険な場所に向かっていたらどうする?
情熱課長
もちろん止めます。
吉田部長
なぜ?
情熱課長
危ないからです。
吉田部長
嫌われるかもしれないから黙って見ている?
情熱課長
そんなことはしません。
吉田部長
それと同じだよ。
相手を大切に思うからこそ伝えるんだ。
情熱課長
でも部下は嫌な気持ちになるかもしれません。
吉田部長
一時的にはね。
でも伝えなかった結果、
同じ失敗を繰り返したり、信用を失ったり、
成長の機会を逃したりする方がずっと大きな損失だと思わないかい?
■部下は、見てほしいと本当は思っている
情熱課長
でも、本人が気にしていない場合もありますよね。
吉田部長
本当にそうかな。
実は本人も、
やってはいけないことをしてしまった、
約束を守れなかった、
そんなことに気づいている場合も多いんだよ。
情熱課長は、そんな経験はないかな。
情熱課長
確かに…、あります。
吉田部長に叱ってもらって「はっ」としたことがありました。
吉田部長
そうだろう。
部下が失敗したと思った時に
上司が何も言わなかったらどう感じると思う?
情熱課長
うーん…。
「なぜ、言ってくれないんだ」と思うかもしれません。
吉田部長
そうだろう、すると
『私には興味がないんだな。
見てもらえていないんだな。』
そんなふうに感じることもあるんだ。
人は無関心が一番つらいからね。
叱ることも寄り添うことだ。
情熱課長
では、どう関わればいいのでしょうか。
吉田部長
まずは、気づいたら伝えることだ。
「それは違う」
「それはいけない」と。
その上で、
「私はなぜそれを伝えているのか。
一緒に考えよう。」
と対話するんだ。
情熱課長
叱って終わりではないんですね。
吉田部長
そう。
大事なことは責めることではなく、次に進むことだ。
組織が目指す方向や大切にしている価値観を伝え、
なぜそれが必要なのかを一緒に考える。
そこに寄り添いがあるんだよ。
■次の一歩を一緒に考える
情熱課長
もし部下が反省していたら?
吉田部長
その時は次を考えられるようにしてあげることだね。
「次はどうしたい?」
「私に協力できることはある?」
そう問いかけるんだ。
情熱課長
なるほど。
部下を責めるのではなく、
前に進めるための関わりなんですね。
吉田部長
その通り。
人は支えられていると感じると、
安心して次の一歩を踏み出せるからね。
■今回の問い
部下に寄り添っていますか、それとも遠慮していますか。
厳しさと優しさの両方を持って関わること。
それが、本当の寄り添いではないでしょうか。
次回も、お楽しみに。
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