・・・だから、この本を買いました。
「ロバートの元ストーカーがテレビ局員になる。」メモ少年=篠田直哉さん。
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小学5年生の夏休みにロバートさんのお笑いライブのDVDを見て、あまりの面白さにドハマりし、繰り返しDVDを鑑賞してネタを完コピ、学校で披露するようになりました。
その頃の夢は「ロバートのメンバーになる」でしたが、今思うと、「ヒーローになりたい」というのと近い感覚だったように思います。
当時、父が東京で単身赴任をしており、6年生の夏休みに家族で東京に行くことになりました。その時、初めてロバートさんのお笑いライブを見て、録音できない会場でどうしても記憶に残したくてメモをとりました。そこから、ロバートさんのお笑いライブの日に合わせて東京に遊びに行くようになり、いつも前方の席でメモをとっていたため、ロバートさんから「メモ少年」と名付けられました。
ー篠田直哉さんの言葉
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この本、本当に面白いです。
筆者の篠田さんは、小学5年生の頃からのお笑い芸人のロバートさんのファン。「ロバートさんのLIVEを録画・録音できないから」という理由で、ロバートさんのお笑いライブを観に行ってはいつもネタをメモ。毎回毎回、小学生が必死に何か書いてる・・それがロバートさんの目にとまり、以後「メモ少年」と呼ばれるようになりました。
後に、冗談を真に受けてマネージャーを目指し、勉強を頑張って一流大学に合格し。学祭にロバートを呼ぶために実行委員になりました。完璧な計略でロバートの単独イベントを成功させ、卒論もロバートさん。
メモ少年の本気に引き気味のロバートさんから「吉本に入社しても好きな芸人につく可能性は低い」と諭され、「一緒に仕事をしたい」という夢にシフトチェンジ!そしてテレビ局を受け入社。小学生からの夢を叶え、ロバートさんと番組を作るまでになりました。
とにかく熱い。そして、1つの事をここまで熱狂的になると、人生は本当に設計されるのか。と熱いものが込み上げてきました。
ただ・・
「警察に通報しなかっただけだからな」と秋山さん(笑)
たしかに「元ストーカー」というタイトル通り、ちょっと、狂気にも満ちているので(汗)秋山さんのお言葉通り、そんな狂気な少年を温かく見守る、ロバートさんの人柄もいいなと思いました。カメラが回ってないロバートさんの方が優しい。本当に素敵なことだし、ロバート秋山さんのお父様や、登場する方々がみんな温かいので、読んでいて愉しくなりました。
最初は狂気にドン引きして、
中盤は笑い、
最後は泣けますよ。
『僕はロバートさんに、元気で明るい少年に育ててもらいました。僕のように元来は暗かったり、元気のない人が見たら、明るくなれるような、人生の転機を与えられるような番組を、いつか作れたらいいな』
こんなふうにファンから思ってもらえるなんて、ロバートさんも幸せだ。