アニメーション制作は、実写と異なり、すべてを“無”から生み出さなければならないため、風に揺れる草の1本1本まで描かなければならない。
しかも少しでも手を抜こうものなら、それがスクリーンであらわになり、作品の品位をおとしめる。
宮崎監督は、アニメーターが描いた絵を手直ししながら、四六時中、「面倒くさい」「面倒くさい」と漏らし続ける。だがその裏に、宮崎が70歳を越えてたどり着いた境地が上記の流儀だ。
『面倒くさいという自分との戦いなんだよ。』
『世の中の大事なことってたいてい面倒くさいだよ。』
『でも、面倒くさくないとこで生きると、面倒くさいことはうらやましいなと思うんです。』
そんな宮崎監督のドキュメンタリーを見て思ったことがあります。
宮崎監督は、“こと”ある毎に、窓を開けています。
宮崎さんはいつも窓の開け閉めをしています。
しかも1箇所ではなく、かなり多くの窓を。
『面倒くさくなったら、窓を開ける。』
そして夜になったら、窓を閉めカーテンを締めながら照明を消していくのですが、
その時に「ご苦労さん」っていいながら消していくんです。
1つ1つ電気を消す度に「ご苦労さん」って。
なんか、うまく説明できませんが、この行為が大事なのかもしれない。って思いました。
あの宮崎監督が習慣にしていることですからね!
仕事に詰まったら窓を開ける。
仕事終わりには、すべてに労いの言葉を掛ける。
ちょっと実践してみよう(*^^*)