移動ドで考えられるようになれば音楽がスッキリ見えてくる。

 

でも

 

ドは絶対Cだし!

ラは絶対Aだし!

Gをドとして考えるなんて無理!

 

こんな風に固定ドに毒されすぎてしまった人が移動ドに頭を切り替えるのはかなり難しい。

 

ハンサムアカデミーに来てくれる人は移動ドに興味ある人がほとんどだで比較的すんなり移動ドをマスターしてくれるけど、中にはどうしても無理って人もおる。

 

そんな人には無理して移動ドを強制するんじゃなく度数を勧めとる。

 

例えばバークリーはマイナーも主音がドの移動ドを採用しとるけど、アメリカのニュースクール大学とかMI(Musicians Institute)とかはドレミを使わず度数の数字(Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ〜)で歌う事を推奨しとったりするでね。

 

でもワシが推奨しとる炎上ジャズ移動ドは所謂クラシック系の移動ドとは少し違って階名というより度数に対してドレミを振ったもんだで言ってみれば「機能ド」なんよ。

 

だで呼び名が変わるだけで炎上ジャズ移動ドと本質的には同じなんよ。

 

だで元々ワシの最初の音楽理論書である「ゴリラから見た音楽理論(2017年出版)」では度数の数字と判治式移動ドを両方採用したんよね。

当時は炎上ジャズ移動ドじゃなくドマーシステムって呼んどったし、♭9のことを当時はロだったけど今はスペインのスにしたし、♭5もディに変えたって違いはあるけど本質的には同じ。

 

今はここから進化して、移動ドがどうしてもダメって人には、ドレミファソラシドに当たる幹音は度数の数字の頭文字を使って

1234567(イニサヨゴロナ)

で歌って、♭とかつく派生音は炎上ジャズ移動ドと同様にその音の特性をイメージできる名前

スマディエセ

を採用した度数(音度)と炎上ジャズ移動ドのハイブリッド型を採用しとる。

 

これだと固定ドに毒された人でもわりかしすんなり受け入れてもらえる。

 

ただクラシックの人の中にごく稀に、音名も和名で呼ぶ人もおるからイと二で混乱する可能性もあるけど、そんな人はワシの音楽メソッドに興味ないと思うもんで、とりあえず考慮するのをやめた。

 

 
ブログを検索したらすでに2016年にはイニサヨゴロナって呼ぼうってことを提唱しとる(笑)
 
この時に移動ドに逃げずにイニサヨゴロナでゴリ押ししとったら4年経った今は多少はイニサヨゴロナ族が増えとったかもな。
 

移動ドのドレミはいいんけど、やっぱ固定ドとの不毛な争いは面倒だで第三の呼称イニサヨゴロナの方が未来は明るい!

 

まあ今はまだ超少数派だけど(笑)

 

 

例えばブルーノートスケールは炎上ジャズ移動ドなら

 

ドマファデソセド

 

ハイブリッド度数なら

 

1マ4デ5セ1(イマヨデソセイ)

 

となる。

 

メジャー系の度数は数字、マイナー系の度数はカタカナという表記もハイブリッドにすることでどんなスケールなのか一発で目でわかるもんで、かなりいいかも。

 

数字はもう馴染みがあるで5とあればゴ、4ならヨって発声できるしね。

 

 

どっちにしても度数で表すと

 

R-♭3-P4-♭5-P5-♭7-R

 

って事だよ。

 

 

ポップスやるなら度数感覚=移動ド感覚が大事だもんで、ジャズ系の移動ドはマイナー系でも主音はラじゃなくドにすることが多いんよ。

 

どっちも間違いじゃないし長短あるけどワシは移動ドを度数的に考えたいもんで主音はいつでもドが好き。

 

同じ移動ド派の間でもマイナー系の主音をドにするかラにするかで論争もあるんけど、度数ってことなら主音はいつだって1度だで1=イになるからその論争もなくなる。

 

この「ハイブリッド度数」実はすんげーいいんよ。

 

音名でも階名でもなく度数名1234567(イニサヨゴロナ)でコード進行を歌うと普段の会話でも使うイチロクニイゴーとかと同じニュアンスでイロニゴって歌えるもんで移動ドで歌うより分かりやすい。 

 

ドレミでもCDEでもない新たな呼び名として登場させたイニサヨゴロナは移動ドを超えるかも!?

 

音楽教育界を変える可能性あるんかも?(笑)

 

 

ワシはクラシックの教育を一切受けとらん。

 

だでいってみれば邪道だ。

 

でも正当な教育を受けた人の中には「移動ド」とか「階名」というものに対して、あまりにも厳密な意義を持ちすぎとる人がおる。

 

もちろんワシも移動ドは優れた手段だと思っとるから広めたいと思ってやってきた。

 

でも「固定ドvs移動ド」以外にも「主音をドにするのは階名でも移動ドでもない論争」もあったりして面倒くさい(笑)

 

そのネタ自体はタモリ倶楽部的な意味で大好物なんけど、ワシが移動ドが好きな理由は誰でも音楽を相対的な流れとして感じられるようになれる手段だから。

 

その移動ドとはルートからの音度名にドレミファソラシドと名前をつけたもの。

 

「短調の主音をドにするのは移動ドではない」という人もおって、いろいろ絡まれたら面倒だで、移動ドって掲げるのをやめたんよね。

 

マジで面倒だし。(笑)

 

そんな人はいっそのことバークリーに喧嘩売ればいいのに(笑)

 

だで、本質は炎上ジャズ移動ドと全く変っとらんもんで安心して欲しい。

 

 

こんなマニアックな音楽メソッドを発信するためにYouTubeを「ハンサム判治のハンサム音楽道場」としてリニューアルしたよ。

 

YouTubeメンバーシップも始めたもんで炎上ジャズをもっと深くマスターしたいって人は是非ハンサム道場生に!

 

 

ハイブリッド度数のダイジェストじゃないフル動画