{C0788E78-5BAE-4077-9CC7-34D6CCB42373}

 

初期衝動を超えるものはない。


HANZI BAND、ELECTRIC EEL SHOCK、wash?の3マンを終えて改めてそう思った。

 

image

 

もう20年ぐらいの付き合いのwash?の大ちゃんはイケメンなのに泥臭い生き方を貫くかっこいい先輩。

 

image

 

イールショック先輩と対決するのはマジで久々。

オールドスクールなメタルをブレずに放ち続ける世界のイールショックには心揺さぶられた。

 

 

やっぱ音楽は初期衝動なんよ。

 

それがない音楽はつまらん。

 

 

昔、ワシが吹いとったトランペットがど下手だけど好評だったのは、ワシがジャズのトランペットしか知らんかったから。


30超えた頃、マイルスとサッチモみたいなラッパが吹きたいという初期衝動から突然ラッパを始めたもんで、子供の頃から吹奏楽とかでラッパ吹いとった人と比べて明らかに初期衝動のベクトルが違ったんだと思う。


ブラスバンド出身のトランペッターはやっぱりブラスバンドの匂いがするもん。


良いとか悪いとかじゃなくて、ジャズじゃないってこと。

 

あと別にジャズが偉いとも思っとらんよ。

 

ただ好きなだけ。

 

さらにジャズはジャンルでも音楽ですらなく生であり性

 

 

ジャズギターで突き抜けとる人が少ないのも同じ理由なんかもな。


例えばメタルを聴いて初期衝動を受けてギターを始めたギタリストは、途中で何かの拍子にジャズに転向したとしても、やっぱりジャズには初期衝動がないもんで衝動的なジャズが生み出しにくいんだと思う。


メタルにヤられたギタリストはやっぱ死ぬまでメタルを弾き続けることが一番かっこいいんよ。


イールショックのライブを観てそんなことを思った。


リハから日本酒を飲み続けた先輩たちは本番はベロベロでグダグダだったけど、それでもやっぱりカッコよかったんよな。


ワシはメタルを一切通っとらんけど、その初期衝動はジャンルとかいろんな壁を全て超えるんよ。

 

 

ポピュラー音楽の歴史は、まずブルースからジャズが生まれて、そこからロックとかファンクとかソウルとかメタルとかパンクとかヒップホップに派生したと言われとる。


だでジャズ以降に生まれた音楽に初期衝動を受けちゃった人は、ジャズに初期衝動を戻すことは難しいんかも。


唯一、ブルースだけがジャズ以前のポピュラー音楽、というか全てのポピュラー音楽の源だで結局はブルースに初期衝動を受けた人が一番強いんかもな。


ジャズだって結局ブルースなんだし。
 

ブルースフィーリングがないジャズはただの頭でっかちな音楽に成り下がっちゃうんだでね。

 

 

ワシの音楽への初期衝動はボウイとマイルス。

 

中一の時、柔道部の先輩から借りたボウイのギグスを聴いて体に稲妻が走ったことは今でも鮮明に覚えとる。


でもヒムロックみたいな唄は一切唄えんから逆に独自なスタイルが確立できたんだと思う。


もしワシが30年前にヒムロックみたいなスタイルで歌えちゃっとったら、ボウイみたいなバンドを始めたかもしれんけどバンドなんかすぐに辞めちゃったと思う。
 

今もバンドでボーカルをやれとるのはヒムロックみたいに歌えんかったから(笑)
 

HANZI BANDはヒムロックになれずバンドができんかった中学時代のワシの初期衝動が爆発したバンドって訳。


だでいかにストレートでトゥーマッチにロックできるかが肝なんけど、それを目指せるバンドだでマジで楽しい。

 

 

もう一つの初期衝動はマイルスデイビス。


歌じゃなくて音楽そのものに初めて衝撃を受けたのがたまたまマイルスのジャズだったんよ。
(ボウイはワシにとってはヒムロックの歌が100%だったで音楽性には全く興味がなかった。)
 

バンドマンとしてはすでにマイルスにはたくさんの影響を受けとるし、表に出しとるつもりだけど、全く気付かれん(笑)

 

だで今後はもっとそれを前面に出していきたい。


ジャズセッションバンドも立ち上げたのもその決意のあらわれだし、暇さえあればずっとウクレレでマイルスの「唄」を探りまくっとるのもそう。


でもジャズはあくまでもボーカリストとしてじゃなくて音楽そのものに対する初期衝動だで、歌い方をいわゆるジャズシンガーみたいにジャズっぽくしたいって訳じゃない。


むしろ半端なジャズシンガーの歌い方は嘘っぽくて好きじゃない(笑)

 

ジャズはジャンルとか形式じゃなく生であり性。

 

生と性のエネルギーが爆発したものがジャズ。

 

 

ウクレレを本格的に弾くようになって6年。

 

今までは唄うための道具としてウクレレを利用してきた。

 

でもゴリ論を考え始めた去年の夏頃からウクレレに対する想いがガラッと変わった。

 

ウクレレを唄の道具としてだけじゃなく、ウクレレを使ってワシの音楽そのものの初期衝動であるジャズを体現してみたくなった。

 

だでゴリ論が生み出されたんよ。

 

 

1年前まではまさか自分が弦楽器でジャズをやろうなんて想像もしとらんかった。

 

でも大好きなマイルスのトランペットの音域と、ウクレレの音域がかなり近いってことに気づいてから一気にジャズ熱が加速した。

 

マイルスのフレーズをウクレレで弾いとるだけで夜が明ける。


長年ギターを弾いとるギタリストみたいに指はうまく動かんけど、初期衝動がジャズにあるワシにはマジで期待しとる。


10年後、ワシは日本一のジャズマンになっとるはずだ(笑)

 

 

ジャズトランペッターとかジャズギタリストとかいう楽器に限定した呼び方は好きじゃない。

 

ジャズをやる人間=ジャズマン。

 

これが全て。

 

{4A23A990-E774-4064-B9AB-0F1BDB11DCBD}

 

 

{9396D4BD-3933-452C-AAEF-129D60C561BE}

 

ワンマン以来のBro.Hi(ex.SOUL'd OUT)とのコラボも今までで一番グッときた。

マジで信頼できる相棒だ。

 

{2FE56199-70C5-407E-99C7-DFBBDAD46E36}

 

宇都宮からAPESのタマちゃんが遊びに来てくれて嬉しかったぜ!

 

近々宇都宮いくぜ!

 

image

 

イールショックの森本先輩。

大阪から一人で来とるのに、泥酔でメンバーに置いてかれるというこれぞロックバンドな対応に清々しい気持ちになった。

 

ハンサム兄弟も昔、ツアー中に太郎をガチで置いてったりしたもんな(笑)

 

 

 

※ジャズセッションバンド、「ゴリラ人間ズ(仮)」メンバー募集中!

 

ジャンルとしてのジャズが出きんくても構わん。

特にファンキーで強靭なグルーブを持つベーシスト、連絡くれい!