昨日、気仙沼唐桑地区で大震災発生後、初のライブイベントが開催された。

前回気仙沼の避難所で唄わせてもらった時に、李政美さんという歌手の方が偶然同じ日に同じ気仙沼唐桑地区に唄いに来ると聞いて、避難所になっとる小学校の校長先生が連絡してくれて一緒にイベントをやらせてもらえることになったんよ。


今までもいきなり避難所にお邪魔してマイク無しの状況でなら何度も唄わせてもらっとるけど、

マイクやスピーカーが使えて複数のアーティストが出演するというかなり通常に近いライブイベントとしては震災後初の開催だと思う。

小さい事かもしれんけど、こんな「初めての事」を積み重ねていけばいつか必ず復興すると信じとる。

気仙沼の音楽シーンの復興への第一歩に立ち会わせてもらえたことを光栄に思う。

初めてのマイクが使える環境だったので、ワシの唄の中では数少ないマイクが必要な唄も初めて1曲唄わせてもらった。

生唄メッセンジャーとしてシャウトしまくりの日々が続いとるので喉はガラガラだけど、これもまた男の勲章って奴だのん。

また沢山の人がワシの唄で涙を流してくれたよ。


http://www.youtube.com/watch?v=AEL5creMj5I

津波の被害が甚大な陸前高田から気仙沼に移動した時に撮影した映像も、2011年4月24日現在の被災状況の記録としてこのムービーに組み込ませてもらった。


何度足を運んでも、あまりの被害の大きさには絶句するしかない。

東北の海岸線は400キロに渡って延々と津波の被害が広がっとる。

被災地で活躍しとる自衛隊の隊員とも話をしたけど、プロ中のプロでも途方に暮れちゃう瞬間があるぐらい被害が大きすぎる。


でも

2日前に通った時と比べても、ほんの少しだけど、確実に復興は進んどった。

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2日前に撮影したこの写真の神社にひっかかっとる白い車も、昨日は片付けられとった。


確かに軽い気持ちの自分探しボランティアは大迷惑なので、ボランティアのハードルは上がっちゃっとると思う。

でもそれによって人手が全然足りとらんのも事実。


この大震災は被災地が広すぎて、正解は一つじゃない。

あっちの被災地では正解な事もこっちの被災地では大間違いということも多々あると思う。

だから、実際に自分で足を運んで、そこで自分が感じた事を信じて動くしかないんよ。


瓦礫撤去の作業だけをみても人手は全然足りとらん。

いろんな考えがあると思うけど、もしまとまった時間と体力と覚悟があるなら思い切って瓦礫撤去のボランティアをしに行っていいと思うよ。

もちろん全て自己責任でやれることが大前提だけど。


ワシは宮城の気仙沼と岩手の陸前高田と福島の避難所のほんの一部のことしか分からんけど、全国の人に被災地の現実を伝える使命もあると思っとるので、今後も出来るだけ細かく報告させてもらうよ。


物資や寄付に協力してくれた全国のみなさん、本当にありがとー!

現実問題として実際に直接被災地に行ける人なんかほんの一握りだと思う。

でも現地に行く事だけが支援活動じゃないんよ。

ワシはたまたま時間と縁があって被災地に行かせてもらっとるだけで、一人じゃ何も出来んだよ。

今後もピンポイントな支援活動しかできんけど、ワシに出来る事なら何でもやらせてもらうつもりなのでこれからも協力よろしく!


ワシも参加させてもらっとる「みんな地球の子供じゃん」への寄付金協力も頼んます!
http://justgiving.jp/c/6358


そろそろ体力の限界なので夕方まで仮眠させてもらうよ。