韓国研修医の報道を見ていて思う事 | ハンチントン病の病名に笑った日から始まった

ハンチントン病の病名に笑った日から始まった

24歳の時にハンチントン病を発病した同い年の妻。結婚生活 = 自宅介護を約15年続けてきた体験談や感じた事を綴っています。

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

 

お昼間の陽気に眠気を誘われる日々。

 

心地良いですね照れ

 

・・・花粉さえ飛ばなければ。

 

 

先月からずっと気になっているニュースがあります。

 

題名にも付けている『韓国研修医ストライキ問題』についてです。

 

コロナの時や過去の感染症対応の際には個々の病院レベルでは日本内外でも起こっていますが、都市部・地方部とも含む国内問題としては近代史ではあまり聞いた事がありません。

 

本来はそれだけ重大な問題なのですが、日本国内では別の話題が絶えないので、まだまだ対岸の火事としてしか見られていない印象です。

 

正直、人命に関わる部分なので早々の歩み寄りが行われるのだろうと思っていたのですが、1ヵ月以上も掛かるとは思いもしませんでした。

 

コロナ以降、医療施設や介護施設、自宅介護支援と広範囲で改革や見直し、電子カルテやWEB診察などの技術導入が行われたと実感しています。

 

ただ、それが各国の業界で”劇的な”労働環境の改善や患者さんとのコミュニケーション向上になっているとは言い難い状況を考えると、韓国の医療危機は他人事とは思えません。

 

 

これが、妻を在宅介護している当時の私たちの地域で発生した問題だと考えてみる。

 

正直、明確な治療法や経過観察に対して処置が確立されていないハンチントン病の様な疾患だと、ご相談事などが無ければ1ヵ月ぐらいなら妻の場合は特に深刻な状況にはならなかったと思います。

 

現に、新型コロナが流行の兆しを見せ始めた時には電話問診で処方箋を出して貰い、既に連携が出来ている薬局へ取りに行く事で乗り切る事が出来ました。

 

ただ、外来対応が難しくなった分、今まで以上に清拭やタン吸引のケアを丁寧にする必要になり、ケアの時間が多くなりました。

 

そうなると、日常的なケアを限界までやっている人達にとっては、肉体的にも精神的にもキツイかも知れません。

 

 

日本の報道や韓国系の解説動画、韓国の新聞サイトなどを見ていて、個人的には医師が何を持って医師となるのかを忘れてしまったのではないかと感じています。

 

そして、医師と名乗ってもいいと許可を出しているのが誰なのかを勘違いしているとも感じます。

 

各方面から出ている声明の中で強烈だと思ったのは、

 

『韓国は高齢化と少子化に向かっているのだから、極端に医師の数を増やす必要は無い』

 

と言う医師会側の発言でした。

 

表向きだけであっても、この発言に賛同している産婦人科専攻の研修医や教授らはどう思っているのでしょうか。

 

とても怖くなりました。

 

 

春の訪れを妻たちと。スイカ🍉を添えて。

 

 

2024.04.02追記

高所得者が行うデモに、レ・ミゼラブルの民衆の歌をチョイスしたのはマジでセンスが無いし、悦に入って状況判断がズレていると思う。



心の声

・日常が急に変化しても良い様、ほんの少しだけ心に余裕を作っておく。

 

・YouTubeで無料配信していた小公女セーラの1話を観た勢いそのまま、アマプラで最後まで観た。泣いた。あと、採用されていないけど、エンディングで披露されるキャラクターの似顔絵に投稿した闇の記憶が顔を出して来た。