猫それぞれの心の内 | ネコに学ぶ21世紀を生き抜く法

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チビが輿入れの日。

朝からジョリは私の周りでしきりに鳴いていた。

「ジョリちゃん、どうしたの?」と言いつつも、

実はジョリにはチビがもらわれて行く事が

分かっているのではないだろうか?と思った。


この2,3日、ジョリはチビの面倒を本当によく見てくれていた。

一緒に本気で遊んでいた。

チビはジョリに甘えて顔を摺り寄せていた。


息子に言うと

「アンタは何でもそういう風に考える」と非難された。

しかしチビが行ってしまったあとのジョリは

しょんぼりとして、声までが変わってしまった。

(これが怖い!チビの声がジョリに乗り移ったと思えるほど

ダミ声になってしまったのだ)


どこか具合が悪いのではないか?

そんな風に心配するほどだ。

「ジョリちゃんごめんね」と詫びるばかりだ。


さて、一方の主任と来たら、

ここ一週間、臍を曲げて、

ほとんどの時間を一人で二階で過ごしていたのに、

チビが去った後、食事をする我々の傍で、ニコニコしている。

「主任が笑ってる。ご機嫌だね」と言う私に

「本当だね、こいつ笑ってるよ」と言う息子。

絵に描いたように嬉しそうだ。


一晩と一日経って、

ようやくこの二匹にも元の生活が戻ってきた。

二匹が家中を追いかけっこで駆け回っている。

その足音が、ジョリの寂しさがまぎれている事の証拠だし、

主任の曲がったお臍も元に戻りつつある証拠だ。




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