すずめの戸締り… | ☆マリリンの日記☆

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3月11東日本大震災が題材になってるこの映画。

以前、映画館公開中に連れて行ってもらった。

『地震が怖い人や被害に遭われた人達は観ない方が良い』とか『過呼吸になった』とか…
そんなレビューが沢山あったからどうしようかと悩んだけど、また彼氏と一緒なら大丈夫だと思って観た。

『スクリーンも音響も迫力が大きいからなのか、“生理的”に…と言うのかな、、、すごくすごく怖くて、途中何度も耳を塞いだり目を瞑ったり泣いたり震えたりしながら観てた。

『3月11日』は東日本大震災があった日…
毎回お誕生日を聞かれる度に『3月11日です』と言うのか辛い時もある。


『“すずめの戸締り”、Netflixで配信されているから大丈夫だったらまた観よ^ ^』…… 
少し観れなかった部分もあるし、映画館よりも規模の小さなテレビならきっと大丈夫だと、少しドキドキしながら最後まで観た。

彼が横に居たから我慢したけど、堪えながら号泣した。例えようのないような苦しい気持ちになった。



映画館では目を瞑っていたから観れなかった場面がチラチラとあったけど、地震のアラート音が流れる度に感じる異常なほどの恐怖や、そこにあった“記憶たち”がすごく痛くて……

少し横になって観てたけど、心拍数は上がるし少しパニックを起こしそうになったから起き上がった。





東日本大震災の日は、大阪の家で母と一緒にいた。

妹達は、近くの電気屋さんへ私の誕生日プレゼントを買いに行ってくれていた。


マンションの最上階だったから、リビングにあるシャンデリアもグルングルンと大きく回った。


夜には私のお誕生日パーティの予定だったけど、皆んなテレビに釘付けだった。


多くの尊い命が奪われたあの日、
私は図々しくも、お誕生日を祝ってもらった。

当時は地震に対してはあまり恐怖心と言うものがなかったから、逆に酷い恐怖心を持つ妹を『あの子大丈夫かなぁ汗』と心配してた。


たった震度3の地震でアタフタして夜には「私が生まれた日」を祝ってもらった。



『もしも私に予知能力があって、大きな事故を事前に防げる力と“強さ”があったら未然に防げるのに』
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そんなあり得ない事を想像すると、“私の中”では
『被害者を出さなかった日』として、こんなに苦しい過去を消すことが出来る……
でももう起きてしまったあの日の出来事は絶対に忘れてはならず、被害に遭われた方々のために、もうあのような大惨事を起こさせないために、もっと知るべきことが沢山ある。


『あの時自分が“閉じ師”であれば地震を防げたかもしれない』と言った、監督の思いもあったのかな。


この映画を観ている最中、私自身があの大震災の中に居たかなのような気持ちで苦しめられるのは色々な理由があるけれど、
『誕生日が来るたびに嫌な思いになるんじゃない?』そう言われたことも原因なのかな。


頑張ってがんばっていて強いよ本当に強い