阪神タイガース粘り強く追いつくも最後はサヨナラ負けに
2016年8月7日 ヤクルト7x-6阪神 46勝56敗3分けの4位
今日は勝てる試合でした。逆転されても9回に同点に追いつく粘りを見せてくれましたが、失策を取り返すとばかりに執念の塊となったヤクルト比屋根に、最後は息の根を止められました。
序盤は阪神ペース
両先発は岩崎と館山。館山は阪神に対して通算17勝7敗、防御率2.35ながら、今シーズンは0勝1敗で防御率6.30。おそらく阪神としても苦手意識は払しょくされているはず。1回表裏は、それぞれの順位が象徴するかのようなチグハグな攻撃。阪神は、先頭の高山がヒットで出塁するも荒木が併殺打。2死無走者から3四死球で満塁とするもゴメスが倒れて無得点。ヤクルトも同じように先頭の大引がヒットで出塁。しかし原口が盗塁を刺してピンチ脱出かと思うと、四球にヒットで1死一二塁。しかしバレンティンが併殺打。
先手を取ったのは阪神。好調の高山が今日マルチヒットで2ベース。荒木が送りバントで三塁に送ると鳥谷が3ベース。しかしこのあとの1死三塁で無得点だったのは痛かった。
4回裏、岩崎が山田に2ランを浴びてあっという間に逆転。しかし阪神もすぐさま逆襲。5回は、四球を足掛かりに、原口のタイムリー、さらにはヤクルトの比屋根のエラーもあって3点を奪いました。6回も高山が猛打賞となるヒットで出塁。またしてもタイムリーエラーで5点目。ここまで9四死球に2失策をもらっているため、4安打でも5点の阪神がリードしていました。
6回以降9安打のヤクルトが逆転
5-2となった6回から阪神は継投に入ります。山田、バレンティンと続く右の強打者に安藤をぶつけますが、連続四球という最悪の結果。リリーフした島本がタイムリーを浴びました。続く7回は藤川を投入。今日エラーをしている比屋根が2安打目となる2ベースで出塁すると大引きがタイムリーで1点差。山田はまたしても四球で出すと、バレンティンが軽打を見せて同点。この時点で岩崎の勝利投手が消えました。
25球を投じていた藤川は8回もマウンドに。先頭の今浪が15球粘って四球で出塁。代打三輪がきっちりバントで進塁させると、エラーをした比屋根に再度挽回のチャンスが巡ってきます。2球目を思い切り引っ張ると、レフト戦にぎりぎり入る2ベースでついにヤクルトが勝ち越し。しかし阪神も粘りを見せて江越のタイムリーで同点に追いつきます。延長戦に入りましたが、最後に勝利の女神がほほ笑んだのはヤクルトでした。9回から登板のマテオは先頭からの3連打であえなくサヨナラ負け。最後にタイムリーをうったのは、エラーで失点をした比屋根でした。
ヤクルトは投手陣が13四死球を与え、2失策に2暴投、さらには盗塁死もありました。この状況でも勝利を収めたのは、途中出場していた比屋根の4本のヒットでした。火曜から阪神は首位広島との3連戦。巨人との3戦目を最高の勝ち方をしてきたので、さらに気合を入れてかかってほしいです。