阪神タイガース9回に1点差まで迫るもDeNAに3-4で惜敗
2016年8月3日 DeNA4-3阪神 44勝54敗3分けの4位
7安打2本塁打の阪神と4安打2本塁打の横浜DeNA。しかし結果は3-4と惜敗。勝敗を分けたのはエラーと積極性でした。またしても二けた借金に逆戻りです。
阪神タイガーススタメン復帰鳥谷らで先制も
久しぶりにキャプテン鳥谷がスタメン復帰。3番遊撃手として1回表から出場です。初回に打席に入るのは久しぶりでしょう。2死無走者でしたが好調を持続している男は2ベースでチャンス演出。頼れる4番福留も2ベースを放って、ベテラン二人が久しぶり先発DeNA山口から先制点を奪いました。
鳥谷は、その後の打席でも結果を出します。3打席目までで猛打賞を決めてくれました。昨日に続いて、筒香の打席でも好ポジショニングを披露し。もう大丈夫でしょう。やはりフルイニングの呪縛から解かれ、身体を休めることでキレがでてきました。これからは逆に終盤で交代ということもありえるでしょう。しかしそんな大量リードの展開に阪神が持ち込めるかというのがクエスチョンです。
電光石火のDeNAの攻撃に阪神タイガースはなすすべなく
さて、試合のほうですが横浜DeNAの初回の攻撃がすべてになりました。先発能見は1点をもらうも初球に死球。次は捕手原口が弱点を突かれます。一塁ランナーが、盗塁をしかけられると、送球が大きく浮かびタッチもできない楽々のセーフ。2番石川がセカンドゴロで、進塁打となるはずがセカンド荒木のトンネルでたったの5球で同点に追いつかれてしまいました。
続く梶谷は、インコースを思い切り引っ張ると、ライト場外へ消えるホームラン。そして日本の4番筒香も手が付けられません。最近目立つ逆方向へのアーチと2者連発。7月16本の調子は、8月になっても持続しているようです。なんと能見は立ち上がりの10球で4失点でした。
阪神タイガース原口と中谷のこの日の積極性の違いは大きかった
3回2死からもらったチャンス、満塁で原口というビッグイニングの予感。しかし2球目のストレートを普通に見逃した時点で、ダメでした。これまでの原口であれば、絶対手を出していたと思いますが、案の定、3球目はボテボテのセカンドゴロで無得点に終わりました。
7回表、能見の打順で代打中谷。1回以外はほぼ完ぺきの能見でしたが、追いつかなければならないので仕方ありません。1回に許した2本のヒットがいずれもホームラン。エラーも絡んで4失点。しかし2回以降は無安打無失点。自身もファンも釈然としない立ち上がりでした。しかし代打の中谷はアピール成功です。まさに代打の鉄則である好球必打で見事にレフトスタンドへホームラン。
この積極性が1回の原口の打席であれば、悔やんでも悔やみきれません。結局9回にゴメスのアーチで1点差まで迫る阪神ですが、3-4のスコアのままDeNAに押し切られました。
阪神タイガース新外国人投手サターホワイトは及第点
7回にはサターホワイトが来日2度目の登板。12球で三者凡退としっかり抑えてくれましたが、まだどこで使える投手なのか微妙。できればもう少し見たかったですが、154キロの計測表示はちょっと驚きました。