阪神岩貞の粘投に打線が応えて勝利!久々の5勝目、チームは3連勝!
2016年8月2日 DeNA2-6阪神 44勝53敗3分けの4位
藤浪先輩、お先に5勝目をあげさせてもらいました。こんな声が聞こえてきそうな5月27日以来の岩貞の5勝目です。しかも、最近お家芸になってきた終盤の逆転劇。この勢いは本物か。死のロード初戦を逆転勝ちで収め、いいムードが継続中です
長いトンネルを抜けた阪神タイガース岩貞
ここまで5勝目が遠いとは誰も思わなかっただろう。超変革野球、打の主役が原口なら、投の主役は岩貞でした。球のキレが素晴らしく、リーグの奪三振レースをリード。勝ち星も順調に伸ばし、4勝目をあげた試合では、巨人菅野と投げ合い、1-0の完封勝利。その後、ハーラーダービー、そして奪三振のタイトル争いに名乗りをあげると思った矢先、大きなプロの壁が立ちはだかります。
交流戦では疲れもあったのか、満塁弾を二度も献上するなど勝利がつきません。すると失った流れを取り戻すことなく、リーグ戦再開後も黒星だけが積み上がります。首位広島戦では、今季三度目の満塁弾被弾といいところがありませんでした。しかし、今日苦しんで勝ち星がついたことで、トンネルはぬけたでしょう。
先制点を許すも、味方の反撃を信じて、追加点を許さないピッチングを展開。3回から6回までの中盤を1安打に抑え、7奪三振。かつての岩貞のキレが戻ってきました。7回表、待ちに待った味方の反撃が行われ、一気に逆転。7回終わって90球だった岩貞は、首脳陣の期待を胸に8回もマウンドに上がります。
1死から好投の久保に代わって、代打後藤。ハマのゴメスこと後藤です。手を抜いたわけではないでしょうが、3球目のチェンジアップが高めに。すると、あっという間にボールはライトスタンドに消えて行きました。つかの間のリードもふいになって同点。さらにそこから粘られて2死一三塁で絶好調の筒香という絶体絶命の場面。
ここで逃げる岩貞であったら、勝ちはつかなかったかもしれません。真っ向勝負の投球を打ち返した打球は、本来ならば完全なるセンター前への勝ち越しタイムリー。しかし、考えられないポジショニングを取っていたのは、途中出場の鳥谷でした。
阪神タイガースは最終回がビックイニングに
同点においつかれて迎えた9回。7回にそれぞれタイムリーを放ったゴメス、鳥谷がチャンスメイク。満塁策で敬遠となり無死満塁。一人倒れるも高山が押し出し四球を選び勝ち越し。さらに大和が渋い一二塁間を抜くタイムリーなどで合計4点を奪いました。ここのところ、ビックイニングが目立つ阪神。願わくば、もう少し早い回の援護点が欲しいところですが、今の阪神はとにかく勝ち続けること。眼下の敵である3位DeNAに先勝できたことは非常に大きいです。
攻守に好調!鳥谷のスタメン復帰も近い?
キャプテンも長い長いトンネルに出口が見えました。今日も途中出場ながら2安打1打点に、最高の守備位置ファインプレーで勝利に大貢献。鳥谷らしいヒットが出始めたので、そろそろスタメン復帰が見えてきました。