阪神タイガース2016年長期ロードが始まる!キーマンはこの人!
2016年8月1日 ゲーム無し 43勝53敗3分けの4位
首位広島にマジックが出るのではという状況から、少しだけ接近。2位巨人との差が8ゲームまで縮まってきました。DeNAも交えたAクラスとはまだまだ差があります。しかし決してあきらめるようなゲーム差ではありません。3位のDeNAは5割ちょうど。4位阪神は借金10。つまりその差は5ゲーム。一昔前は3ゲーム縮めるのに1か月かかると言われていました。しかし大型連勝があれば、あっという間に迫れます。日本ハムがソフトバンクに迫っているように阪神も前を向いて戦いたい。
阪神はどん底から脱出。オールスター前のチーム状況ははっきり言って最悪でした。後半戦も本拠地甲子園で宿敵巨人にまさかの3タテを食らうというスタート。続く首位広島戦にも連敗し5連敗となりました。しかし、ついに金本監督が決断し、鳥谷をスタメンから外しました。その試合はシーソーゲームとなるも制し、首位に打ち勝った阪神。遅まきながらチームが機能し始めます。
高校野球に本拠地を明け渡す前の最後の6連戦。まずはヤクルトを3タテ。そして中日戦は藤浪で一つ落とすも、福留のサイクルヒットもあって勝ち越して5勝1敗で乗り切ってくれました。これで後半戦は五分の成績に戻せました。
阪神タイガース2016年夏の逆襲へ向けて投打のキーマンは?
まず投はこの男に復活してもらわなければなりません。もちろん藤浪です。高卒ルーキーから活躍して着実に階段を登ってきました。松坂もダルビッシュも、田中も前田も達成していない高卒入団からの4年連続二けた勝利。1年目が3勝に終わった大谷にはもうチャンスはありません。
藤浪はただいま4勝と低迷が続きます。残り試合が少なくなってきた今、もう敗戦は許されません。一つ勝てばトントンと勝ってくれる気がしますが、この壁を乗り切らなければエースにはなれません。早期の5勝目そして連勝街道を期待したい。
打にはあえて高山をあげました。期待のドラフト1位として入団。キャンプからその才能の片りんを見せつけ、開幕オーダーの1番に抜擢されました。プロ初打席という誰もが緊張する打席、高山は大学通算安打記録を塗り替えた実力通り、いきなりヒットを記録。その後も安打を量産し、先頭打者アーチも放ちもしました。唯一、人気投票でオールスターに選出されましたが、そのころには流石の高山もプロの壁に苦しんでいました。
しかし高山は少ないチャンスをものにして、徐々に復調。かなり下がってしまった打率も、7月末現在で.280まで戻してきました。ムードメーカーであり上位打線だった西岡が大けがで戦線離脱した今、リードオフマンは高山がベストです。新人王を目指している高山は、現在チームでは福留に次ぐ打率2位の位置をキープ。DeNA今永や、広島岡田の両投手も決め手がないため、3割を打てればまず間違いなく新人王を手中におさめることができると思われます。