阪神タイガース粘投の先発岩崎に打線が白星をプレゼント
2016年7月31日 阪神6-1中日 43勝53敗3分けの単独4位
ベテランの快挙から一日。その福留をオーダーから外して、4番には原口を起用。昨日に続いて1番高山、2番荒木、7番には中谷が入るという昨年からは考えられないオーダーで始まります。そしてクローザーのドリスに代わって、新外国人サターホワイトが登録されていました。
初回に先制されるも何とか踏ん張る岩崎
中日の先発はジョーダン。5勝のうちの3勝を阪神から稼ぎ対戦防御率は1.59。好調のタイガースとはいえ、大量点は厳しそう。岩崎がどこまで粘れるかがポイントだと思っていました。初回を簡単に三者凡退で抑えた岩崎。しかし2回に先制点を奪われます。ビシエドの2ベース、そして福田のヒットによって無死一三塁。高橋は三振に取りましたが、続く堂上にセンター前タイムリー。しかし後続をとって傷口を広げませんでした。
阪神の攻撃は、またしてもジョーダンの強気の投球に封じ込まれます。初回こそ先頭の高山のヒットと送りバントで得点圏のチャンスを作りましたが、3番4番が凡退。その後も相性通りジョーダンはピンチすら作らず回を重ねます。しかし岩崎も負けじと、中日を抑え込みます。5回表に投手ジョーダンにヒットを打たれましたが、3回以降7回表を投げ切るまでその1本に抑えて味方の反撃を待ちます。
阪神タイガースは代打狩野の一振りで逆転に成功
そして迎えたラッキーセブン。阪神が一基果敢に攻撃を仕掛けます。先頭のゴメスがヒットで出塁。しかし続く6番江越は積極打法もショートゴロで併殺打。これまでの阪神ならこれで終わっていたでしょう。しかし今日はここから粘りを発揮。中谷が内野安打、北條もヒットで下位打線が2死からつなぎます。2死一二塁で岩崎に打順が回りましたが、ここは当然のように代打策。
右の切り札の狩野が登場。狩野は内角高めのストレートを思い切り引っ張ると、レフトへの2ベースとなり、二者が生還。一塁ランナーの北條もよく走りました。2死無走者から下位打線だけで逆転です。素晴らしい攻撃でした。
8回からもはやセットアッパーの藤川が登板。たった9球で中日打線をおさえると、流れは打線を後押ししました。1ヒット、2四球で無死満塁のチャンス。こんな美味しいチャンスをゴメスは逃しません。右中間へ放った打球は2点タイムリー2ベース。代打福留は貫禄の犠牲フライ。北條のタイムリーもあってこの回ビックイニングの4点をたたき出しました。
サターホワイトが初登板
大量リードで、サターホワイトに楽な場面で初登板の機会が与えられます。ストレートも150キロを計測し、スプリットも落ちていました。コントロールもよさそうですし、初見としては使えそう、というところでしょうか?とにもかくにも、高校生に甲子園を明け渡す前の6連戦を5勝1敗でしのぎました。後半戦の星も五分に戻し、さあ8月は反撃してクライマックスシリーズへの挑戦権を勝ち取るまでです。
この試合の阪神タイガースのいいところばかりでまとめました
https://www.youtube.com/watch?v=nItpg1RRAYw&list=PLPwJJvf5cGlms0nOdNQ7Dar11f-6jvQ9F