2016年広島カープはすんなり優勝できるのか? | hanshintoratoraのブログ

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2016年広島カープはすんなり優勝できるのか?


2016年6月29日 雨天中止  33勝39敗3分けの4位(同率4位に浮上)


セ・リーグ異常事態


6月29日現在で、首位広島以外の5チームがすべて33勝で並び、試合数や負け数などほんの少しの勝率で順位が決まっています。29日の試合で巨人が勝ち34勝となり2位をキープしていますが、11連勝中の広島とのゲーム差は9と絶望的です。


実は広島が、セパ両リーグで最もリーグ優勝から遠ざかっているチームです。実に山本浩二氏が監督だった1991年以来、24年間優勝していません。ここ最近でこそAクラス入りしていますが、2000年代は暗黒時代であり、10年間すべてBクラスに低迷。5位7回に最下位1回とひどい戦績でした。


しかし2016年シーズンは、千載一遇のチャンスです。生え抜きの若手がしっかりと育ち、ベテランが味を出し、助っ人外国人も仕事をしています。まさに穴がない状況です。1番田中、2番菊池、3番丸までの生え抜き若手が固定され、4番は現状ルナ。エルドレッドが怪我であることを感じさせません。


5番にまさに売り出し中の鈴木誠也がどっかりと座り、今年2,000本安打を決めた新井が6番に控えています。捕手は、石原と會澤の二人体制です。投手陣も先発には、開幕投手でさらに3年の延長契約が発表されたジョンソンに、日米200勝にあと1勝と迫った黒田、そして完全に一皮むけた2012年の新人王・野村祐輔。


エース前田の穴を埋めると言われていた福井優也や、大瀬良大地の不在を感じさせません。さらにセットアッパーは外国人が完全に固定されました。7回、8回をヘーゲンズ、ジャクソンがともに防御率1点台で奮闘し、クローザーの中崎につなぐという鉄壁のリレーを確立させています。


代走としては赤松、代打の切り札の小窪などいわゆる伏兵もそろっています。 1996年のメイクドラマ こんな最高のチーム状況ですが、唯一心配があるとすれば、思い出される1996年の記憶です。広島ファンであればしっかりと記憶していることでしょう、メイクドラマを実現した巨人の大逆転劇です。


実に、今年と同じように前半戦を終えて2位巨人に11.5ゲーム差をつけて首位を独走しておりました。さらに大型連勝もしており10連勝を狙った7月の巨人戦で大きな敗戦をします。なんと2死から9連打で7失点を喫し、王者巨人を目覚めさせてしまいました。好調だった投手陣が不調に陥り、当時4番だった江藤の怪我など悪循環が起こります。


一方完全に息を吹き返した巨人は快進撃を続け、ついに100試合目で首位を奪還。そしてナゴヤ球場での公式戦最後のゲームに勝利した巨人が、大逆転優勝を成し遂げました。まさに当時チームの主軸だったのは、現在監督の緒方氏などです。あの無念の逆転劇を身をもって体験しているので、油断はしないとは思います。しかし追い掛ける立場としては、決してあきらめてはいけないということです。


何がきっかけになるかはわかりません。もしかしたら、超変革野球を貫いたことで阪神が上がることを夢見て、明日の1勝を期待します。