岩貞粘投も最後は藤川がサヨナラホームランを打たれ5連敗 | hanshintoratoraのブログ

hanshintoratoraのブログ

ブログの説明を入力します。

2016年6月10日 日本ハム5x-4阪神  28勝32敗3分けの5位


あと1イニングを抑えれば、連敗脱出でした。しかし、クローザー藤川が悪夢を演出。まさかの逆転サヨナラアーチを叩き込まれ、5連敗。ついに交流戦最下位に転落してしまいました。


泥沼の阪神、大谷とあたる日曜日までになんとしても連敗を止めないといけません。 岩貞は前回を引きずらない及第点 6月3日の西武戦で、それまでと考えられないようなピッチングをしてしまった岩貞。5回途中で9点を奪われノックアウト。今日もし大きく崩れるようであれば、今シーズンの岩貞に大きく影響があると思っていました。岩貞自身もそれをわかっており、初回から飛ばします。


ヒットどころかランナーを一人も出さずに4回をパーフェクトピッチング。その間、阪神打線は援護を2点してくれましたが、5回まで10安打で2点しか奪えない相変わらずの拙攻ぶりでした。このリズムの悪さが岩貞に伝染します。5回2死から初めてのヒットをレアードに打たれると、続く大野に2ベースを打たれ、2安打で1点を失います。


続く6回は疲れが見えたのか、制球を乱します。初めて四球を出すと今日一軍から上がってきた梅野にミスが出て、ランナーが3塁に進まれてしまいます。スクイズのランダウンプレーで一度はセーフの判定も、ビデオ判定でからくもアウトに。


九死に一生を得た岩貞でしたが、かなり時間を要したためか、リプレイ後に四球を出して4番中田を迎えます。このピンチに4番中田は貫禄の初球打ちで同点。攻撃陣があと1点でも取っていれば違った展開になっていたかもしれないだけに悔やまれます。


7回にもピンチを作り、高橋にマウンドを譲りましたが内野ゴロでさらに1点を奪われ、ついに勝ち越されます。岩貞は6回1/3で3失点。119球の力投でしたが、報われずこのままいけば敗戦投手となる展開でした。


阪神タイガース高山の芸術的なバッティングで勝ち越しも


しかし阪神攻撃陣が意地を見せてくれました。8回、ゴメス、福留の連打で無死二三塁のチャンスを作ると、高山がもう一度やれと言ってもできそうもないサードの頭を超えるあたりを放って逆転。岩貞の負けを消すとともに連敗脱出への希望が見えました。


8回はドリスが登板。2番から始まる日本ハム打線をぴしゃりと3人で抑え完全に阪神のムード。そして9回は期間限定クローザーの藤川。先頭の田中に図ったかのように流し打ちで出塁を許すと、今日2安打を放っているレアードを迎えます。前打者の中田の2球、そしてレアードの3球目まで、5球オールストレートで追い込みました。


運命の6球目、この日初めて投げた変化球フォークが真ん中低めに。5月の月間MVP男は、これを待っていたかのようにたたくと、ボールはあっという間にレフトスタンド上段へ消えていきました。これで泥沼の5連敗。出口が見えないトンネルにはまっている気がします。11日メッセンジャーで連敗を止めなければ、交流戦だけではなく、セ・リーグ順位も最下位の可能性が出てきます。