2016年6月6日 ゲーム無 28勝28敗3分けの4位
交流戦も公式戦も5割の阪神。7日からの6連戦は、ロッテ、日本ハムとのビジターでの戦いです。交流戦もそしてセ・リーグにおいても正念場となりそうです。
プレイバック2015年阪神VSロッテ戦
忌まわしい甲子園でのロッテ戦の借りを返さなければなりません。その試合とは2015年6月2日。3-2で1点リードして、9回表を迎えた阪神。阪神のピッチャーはクローザー呉昇桓が当たり前のようにマウンドにあがります。すんなり2アウトをとって、逃げ切って連敗脱出が見えた矢先。
しかしそれは悪夢の始まりでした。 あれよあれよと言う間に、全ての塁がうまり一打逆転の大ピンチでバッターは角中。それでもライトスタンドの阪神ファンは、勝利を信じて疑わず勝利の瞬間に風船を飛ばそうと準備万端でした。場面は9回2死満塁フルカウントという局面。呉昇桓が投じたストレートは、高めに外れます。
見送れば押し出し四球で同点を覚悟したのもつかの間、角中がそのボールを引っ張り、阪神ファンでうまるライトスタンドへ運んでしまいました。誰しもが、信じられないという表情を浮かべ、球場もそこが甲子園であることを忘れるくらい静まり返ってしまいました。
腹いせに風船を飛ばしてしまうファンも少なくありません。このまま反撃もできず、3-6で無念の敗戦。残り2試合のロッテ戦に勝利し、勝ち越したのでまだよかったですが今度はぜひ千葉マリンで、お返しをしてほしい。
そのロッテはDeNAに3連敗を喫し、本拠地に戻ってきます。初戦は、隠れ防御率1位の石川です。巨人菅野ばりの安定感ですから、そうそう点は取れないでしょう。阪神先発は能見。前回は楽天エース則本との対戦で先に簡単に点を与えてしまいました。絶対先制点はあげないような粘りのピッチングを期待したい。
あと気をつけたいのが、マリンの気まぐれな風です。ただでさえ、守備に難がある現状の阪神です。あの猛烈な風が相手だと、またフライを捕りそこねてしまうかもしれないので要注意です。
日本最速男大谷へのチャレンジ
対石川で勝利をあげれば、残る2戦は若い関谷、二木の先発が予想されます。そして週末の日本ハムとの3連戦は、吉川、メンドーサ、大谷が待っています。大谷は、前回の巨人戦で 日本最速を記録したリアル二刀流です。この試合は札幌ドームですからDH制が使えますが、DH制を放棄してでも5番投手・大谷で臨むと思われます。
163キロという数字をたたき出した大谷に対して若虎たちが、どのように大谷に対処できるかも見てみたい気がします。 阪神の交流戦の最後のカードは、もはや手が付けられないソフトバンクです。常勝軍団であり、おそらく交流戦の首位争いをしている頃だと予想されます。
全力で向かってくることは必至です。もちろん、すんなり負けるわけにはいかないですが、その3連戦までにきっちり貯金を作り、余裕をもって挑むためにも、ビジター6連戦は重要です。