2016年6月1日 楽天-阪神 26勝26敗3分けの4位(5位より浮上)
交流戦初白星の阪神。昔と違って18試合しかない交流戦です。スタートダッシュに失敗すれば、そうそう持ち返すことはできません。2日は必ず勝って勝ち越しを決めたい!
青柳が横山の穴を埋める初登板初勝利
初先発同士の阪神青柳と楽天リズ。特に青柳は2015年ドラフト5位指名入団のプロ初先発。コントロールが問題だと思っていたら、いきなり先頭打者に四球。ここで点を取られるとずるずるとつかまるなと思いましたが、何とか抑えてくれました。
ランナーを置いて4番を迎える場面が二度もありましたが、ともにスライダーで打ち取ります。ウィーラーはことごとくタイミングが合っていませんでした。その後も、コントロールはいまいちながらも、何とか5回を110球で投げ切りました。勝利投手の権限を持って、後続の先輩たちにマウンドを託します。
安藤、そして久々のドリスはぴしゃりと抑えてくれましたが、高橋は不運な当たりもありましたが、2失点。ちょっと最近の高橋は失点が目立ちます。しかしよく7回に5点目となる追加点を取っておいてくれました。これが無ければ7回裏で1点差、かなり危ない場面となるところでした。
マテオがいない今、最終回は藤川。四球にヒットで、一発出れば逆転サヨナラというシーンが作られます。最近、すんなり終わったことが記憶にありません。しかし、今日は流れが悪いウィーラーが最後も三振でゲームセット。この瞬間、青柳に初登板初勝利を飾りました。
しかし昨年のドラフト生はすでに3人が一軍で活躍しています。1位の高山はご存知開幕一番スタメン。6位の板山も今日もスタメンです。
金本監督の狩野起用が大当たり
パ・リーグ本拠地でのゲームのためDH制でした。福留が指名打者に入ったため外野が一枚空き、そのポジションにはなんと狩野が抜擢されました。相手先発は右でしたので、正直意外でした。
しかし、狩野はその抜擢に満点回答を示してくれました。1打席目はランナー2塁で走者を進めようと右打ちでライト前に運び、2打席目は一転引っ張ってレフトスタンドへの3ラン。結果的に5点中4点にからんだ狩野の活躍が無ければ、青柳の勝利投手は実現しなかったかもしれません。
しかし、守備ではケチがつきました。記録上はヒットとなりましたが、7回の茂木の当たりは、一度グラブにあてて2ベースになってしまいました。今年の阪神は守備のミスが失点につながります。代々の木札的存在の狩野だけにそれほど守備につく機会はありません。しかしこんな時こそ、しっかり守ってアピールしたかったでしょう。
2016年オールスターファン投票
中間発表のデータが発表されましたが、高山そして原口の二人が2位という高い得票を獲得しました。高山は外野手部門で堂々の2位。トップの筒香とはかなり差がありますし、丸、エルドレッドの広島勢、そしてバレンティンなどライバルも多く予断は許せません。驚きは原口の僅差の2位でしょう。
原口の名はマークシートには名前はない状況なのです。つまり、それぞれが名前を記入する必要があったにも関わらず2位を確保しています。これはトップ当選の可能性が高まってきました。打てる捕手がいない時代だけに、これからもアピールしてほしいです。