藤川今季初セーブで勝率5割にもどす | hanshintoratoraのブログ

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19日の新聞の見出しは決まった!それは試合前のフライノックではない!藤川球児4年ぶりのセーブだ


2016年5月18日 阪神3-2中日 20勝20敗3分けの4位


ドリス、マテオ抜きの継投もズバリ 阪神の先発が横山、中日先発が山井で始まったこの試合。1点を先制した阪神でしたが、4回に横山が同点タイムリーを打たれます。しかし失点した次のイニングに、今日タイムリーを打っている原口の2ベースを機に鳥谷の犠飛で再び勝ち越し。さらに5回にはゴメスがアーチを放って2点差のまま終盤に向かいます。


6回表、横山がピンチを迎えます。ヒットと四球で1死一二塁。ここまで横山の投球数は83球。リリーフ陣に難がある阪神ですから、まだ横山の続投も考えられました。しかし金本監督はスパっと横山をあきらめ、石崎を送りました。5月8日以来のマウンドに上がった石崎は圧巻の投球を見せてくれました。


4番ビシエドに対して、オール直球で挑んで見事に奪三振。続くナニータにも直球でせめてピンチ脱出。最速152キロでしたが、気持ちの入った重そうな球でした。7回も直球を軸に三者凡退。これは今後も積極的に起用されるはずです。


さらに8回にも大ピンチが訪れます。リリーフの榎田がヒット2本で1死一二塁のランナーを作ったところ、今度はベテラン安藤を指名。いきなり初球を打たれて1点差になりましたが、ここからが安藤の真骨頂でした。ビシエドに対して、得意のシュートを多投。内角をガンガン意識させ、フルカウントからの6球目は初めて投げるフォークで空振り三振。


投球前に安藤は捕手からのサインに二度首を振っていました。続くナニータも大飛球でしたがしっかりアウトにおさえてリードを保ったまま最終回へバトンを渡しました。 8回裏の阪神の攻撃が2アウトになったところで、阪神のブルペンが中継されると、そこには背番号18のみがピッチング練習する姿が。そう藤川球児です。


マテオ不在のクローザーは藤川が本当出てくるのか。ドキドキワクワクのアナウンス待ち。 そし藤川球児の名がコールされると、甲子園はこの日一番の歓声に包まれます。中日の攻撃は6番から。先頭打者次第で状況は変わると思っていたところ、藤川-岡崎のバッテリーは恐ろしい配球を選択していました。


初球から3球目まで145キロをこえるストレートもすべてボール。このまま四球なら同点は覚悟かと思いきや、続く2球もストレートでフルカウントに。そして最後も渾身のストレートが高めに行くと、たまらず空振り。かつて藤川が得意としていた高めのストレートで三振にはちょっと身震いするほどでした。残り二人も直球一本で三者凡退に抑え、藤川は4年ぶりのセーブを記録。


打者三人にオールストレート13球はかなり驚きでした。 先発とセットアッパーは若い横山と石崎が担い、8回9回を安藤、藤川とベテランが締めるという最高の継投でした。もちろんマテオが帰ってくるまでの、緊急措置でしょうが、ジョーカーになれることを証明しました。これで5割。勝ち越しをかける試合に、藤波があがります。