良太の1発で連敗脱出で借金生活阻止
2016年5月13日 ゲームなし 19勝18敗2分けの3位(5位から浮上)
混セに出遅れないためにも5割を死守した阪神。明日は勝ち越しをかけて若武者・岩貞が登板だ! 美しい放物線とフォロースルー ホームランを打ったときは、誰であっても当然美しいフォームです。それでも今日の決勝ホームランの新井良太のアーチは、フォームはもちろん彼らしいフォロースルーとともに投げたバットの放物線まで美しいものでした。
まさに兄弟譲りのバッティングフォーム。兄は2,000安打達成しましたが、弟は今日のアーチで289安打。大きく水をあけられてしまいましたが、今日はインパクト大でした。別の試合ですが、兄も負けじと9回に同点タイムリーを放っており、兄弟で打点をあげるという新井デーになりました。
藤浪は久々のいいピッチング
雨天中止もあって、久しぶりにマウンドにあがった藤浪。ここ3戦勝ちがつかず、しかも自身連敗で迎えた今日の一戦。7回を3安打1失点と安定感のあるピッチングを披露してくれました。唯一の失点となった戸柱のタイムリーも不運と言えば不運です。今日のようなピッチングをしていれば、いずれ勝ち星がついてくるはずです。そろそろ藤浪の完投勝利が見たいですが、次に期待しましょう。
スーパープレー連発もあればエラーもあり
阪神の攻撃は、久々に機能していました。しかしそれを上回るDeNAのスーパープレーの連続に得点がなかなか入りませんでした。4回の2死一二塁で迎えた原口の打球は、DeNA石川のジャンピングキャッチに阻まれ、7回の鳥谷の大飛球もライト乙坂がタイミングバッチリのジャンピングキャッチ。それに答える井納のピッチングも敵ながらあっぱれでした。
しかし阪神が一時勝ち越し点となったのは、まさかの落球という信じられないプレー。野球は本当にわからないものです。 同点タイムリーは打たれるも、大崩れしない高橋 8回に90球の藤浪に代打を出して逆転したその裏、しぶといDeNAに同点に追いつかれました。ドリスが死球とエラーにヒットで作ったピンチに、リリーフした高橋が梶谷に同点タイムリー。
しかし圧巻はここからでした。1死一二塁で4番筒香、5番ゴメスを迎える絶体絶命の場面。高橋は目一杯腕を振って、怖い筒香を見逃しの三振。続くロペスも空振り三振に切って取り同点のまま9回に突入したことが今日の勝ちにつながりました。本当に高橋が阪神にきてくれてよかったです。
生きのいい左腕同士の第2ラウンド
4月29日に引き続き、14日は阪神・岩貞、DeNA今永のマッチアップになりました。ともに三振を多くとる左腕で前回は岩貞に軍配が上がりました。しかし今永は前回登板で嬉しい初勝利を挙げて、さらに手ごわい敵となって立ち向かってくるはずです。岩貞とてもちろん負けられません。巨人・菅野と防御率、および奪三振の超ハイレベルな戦いを続けています。先取点がどちらに入るかがキーとなりそうです。