まさかの誤審でドリスが一気に崩れる
2016年5月7日 阪神6-10ヤクルト 18勝16敗2分けの4位(2位より転落)
大混戦で一気に4位へ。首位から5位まで3ゲーム内という錯塩に続く大混戦。焦ることはない。終盤に一気に抜け出すために、まだまだチーム作りをする時期だ
5点差追いつくも突き放され敗戦
阪神が藤川、ヤクルトがローテーション谷間のペレス、両先発の名前を聞いた時、ある程度得点が入る試合になりそうな予感はありました。結果はそれを上回るものでした。
いきなり藤川が出鼻をつかれました。フォアボールで出た二人のランナーを歩いてホームベースに返すバレンティンのアーチが生まれ、あっという間に3点のビハインド。早めに1点でも返すことで、この試合の行方はわからなくなりましたので、2回の無死一二塁のチャンスを無得点で終えたことがあまりにも痛かった。案の定、次の回に雄平に2ランを浴びて早くも5失点。やはり前回の好投(4月30日対DeNA7回途中1失点)は、相手打線の不調がもたらしたものかと疑ってしまいます。たった3回で79球を投じた藤川には、当然のように打席は与えられず交代。3回5安打で5失点、防御率は6.12。次の登板機会は背水のマウンドになりそうです。
打線は結構頑張ったと思います。3回表終わって0-5。ここから一時は5-5に追いつき藤川の負けを消してくれました。前回決勝ホームランを放った大和が3回の犠飛に続いて、同点の2点タイムリー。強く振ることを意識したバッティングはぜひ続けてほしいところです。
何とか1点でも勝ち越していれば展開は違っていたでしょうが、ドリスの登板が通常よりも早い7回。リズムが違うのか、はたまた連投の疲れなのか、ドリスの体が重そうでした。四球に不運な当たりも重なり迎えた1死満塁のピンチ。阪神は前進守備を敢行し、セカンドへ打たせたまでは計算通りでした。しかし大和がジャックルして、ホームへ投げた時にはクロスプレー。金本監督も抗議するきわどいタイミングでしたが判定はセーフ。明らかに気落ちしたドリスは連続タイムリーを浴びて5失点。ここまで3試合連続完封リレーをしてきただけに、今日はいいでしょう。もし明日投げると4連投のドリス。何とか明日先発の能見にできるだけ長い回を投げてもらって、直でマテオに継投できるのが理想です。
正捕手誕生の予感
今日の先発マスクは売出し中の原口。大量失点となってしまったのでリード面の反省はしてもらうとして、打撃では2号アーチといまだ絶好調です。打席は少ないながらも、まだ打率5割を割りません。捕手には堅実な守りとリードのみさえしっかりしてもらえれば問題ありません。たださらに打ってくれれば尚更ありがたいです。城島以来の打てる捕手が誕生したかもしれません。セ・リーグにおいては、巨人阿部が出られない現状、唯一と言ってもいい強打の捕手は阪神上位浮上のキーになりそうです。