もはや阪神タイガースのエース感漂う岩貞のピッチング
2016年5月6日 阪神2-0ヤクルト 18勝15敗2分けの2位(3位より浮上)
凄いぞ阪神!3試合連続の完封勝利で首位と0.5ゲーム差の2位浮上。明日にも首位奪取だ。 スミ2の得点でまたも完封リレー 初回両チームともに1死満塁で5番バッターというチャンスを作ります。ヤクルトは5番飯原がファウルフライ、6番荒木も三振に倒れ無得点。
阪神は5番に2試合連続で抜擢されたルーキー板山が入っていました。普段から心がけている積極打法で、2点タイムリーを放ち先制点を奪いました。本当に頼もしいルーキーです。1番高山も含めて、若手が与えられたチャンスをしっかりものにしています。
ここからは岩貞のピッチングに酔いしれることになります。2回以降は7回までの6イニングを2安打に抑え込んでくれました。ピンチを迎えることはあるものの、先頭バッターを出していないので、安心してみていられます。相変わらず三振も今日は9個。これで通算55奪三振となり、またセ・リーグトップに躍り出ました。さらに岩貞は、恐ろしいことに防御率でも、あの菅野を抑えてトップとなりました。その数字は驚異の0.65。
規定投球回数を超えている投手で、唯一本塁打を打たれていない投手です。これはパ・リーグにもいないため、12球団唯一ということです。しかし開幕前は、ローテーションの6番目を争っていたのが岩貞です。これほどまでに貫録あるピッチングをし続けるとは、正直嬉しい誤算です。
岩貞に刺激を受けてか、2年目の横山も素晴らしいピッチングをしてくれました。さあ、あと刺激を受けてもらいたい右腕がいます。そう、藤浪です。 8回からはもう定番となったリレーが始まります。セットアッパードリスがマウンドに挙がり、先頭の1番比屋根に出塁を許します。2点ビハインドで無死1塁。そしてヤクルトが誇る強力ラインナップの登場です。
バットに当てることにかけては天才的な川端を4球で三振。山田にヒットを打たれて1死一二塁でバレンティンを迎えます。この状況で脳裏をよぎるのは、逆転の3ランホームラン。しかしそれはすぐに杞憂に終わりました。ほぼワンバウンドのボールを3球とも空振りで連続三振。しかも最後の球は、誰が見てもホームベースのはるか手前にバウンドした球に手を出してくれました。
続く雄平も打ち取り、ガッツポーズのドリス。 最後はマテオの登場です。不運な当たりもあってドリス同様二人のランナーを出してしまいましたが、三振でゲームセット。甲子園のファンはもうたまりません。この時期の順位は関係ありませんが、気分が悪いわけがありません。
週明けの巨人2連戦を優位に迎えるためにも明日明後日もいいゲームを期待してしまいます。 好調の陰で横田が抹消 キャンプから超変革野球の象徴だった横田がついに抹消されてしまいました。大器であることは間違いありませんが、力不足は否めません。打率が2割を切りそうなところで、無念の降格ですが、気分転換してまた一軍に上がった時にはがむしゃらな横田のプレーを待っています。