阪神タイガース運に見放されての敗北
2016年5月3日 中日4-2阪神 15勝15敗2分けの同率4位
またナゴヤドームが苦手球場になってしまうのか 4月15日からナゴヤドームで3タテに続いて、この日も敗戦し4連敗。中日よりも多い8安打を放ちながら2-4の負けで5割へ逆戻り。藤浪も先の巨人戦に続いて連敗です。ちょっと流れが悪い。借金を背負うと、気持ちも滅入ります。5月4日は絶対とめてほしいですね。
藤浪の調子が上がらない
初回、相手のミスで先制点が転がり込んだ阪神ですが、先発藤浪がそのリードを守れません。相変わらず悪い立ち上がりを攻められ2点を献上し、すぐにビハインドの展開に。2回3回と三者凡退に抑えるも、逆球が多い藤浪に不安感がどうしても消えません。
4回は先頭のナニータにヒットを打たれるも、盗塁失敗もあって三人で攻撃を抑えてくれました。4回終わって57球と藤浪にしては、球数は少ない部類です。その間、阪神攻撃陣も4回に売出し中の原口の犠牲フライで同点に追いついています。エースなら、ここからしっかりと踏ん張ってほしかった。
5回は下位打線8番からはじまります。同じく三人で終えて、攻撃へのリズムを作りたい藤浪でしたが、2ボールから不用意に投げたストレートがど真ん中に。8番桂の打った打球はレフトスタンドへ消えていきました。8番打者とはいえ、すでにホームラン2本を打っていました。もう少し配慮はなかったのか。もちろん結果論です。
その後、四死球で作られたピンチは何とかしのぐも、雰囲気は最悪でした。 一方、中日先発のジョーダンは気合を前面に押し出して投球を続けます。味方が勝ち越し点をプレゼントしてくれた次のイニング6回にはアウトをすべて三振で奪いムードを作ります。藤浪よりも球速にして10キロは遅いストレートですが、阪神の打者が降り遅れていました。
1点ビハインドの終盤、もう追加点は絶対にやれない場面で、藤浪はまたしても期待を裏切ってしまいます。ワンアウトから代打森野にストレートのフォアボール。続く1番大島は、中日打線の中で、波に乗れていない打者の一人。その大島に3塁打を浴びて決定的な4点目が中日に入りました。今日の藤浪の成績は7回120球を投げて6安打の4失点。数字だけを見るとそれほど悪いわけではありません。しかしことごとく勝負所でやられてしまいました。
阪神攻撃陣も、8回9回と得点圏にランナーを進めるも無得点。2-4のスコアのまま敗れてしまいました。 単なる1敗。されどまたしても阪神のナゴヤドーム嫌いが勃発しそうな敗戦です。数年前のナゴヤドーム恐怖症も同じ感じです。決して大量点で負けるのではなく、終わってみれば負けているという不思議な球場。4連敗で止めなければなりません。5月4日は2年目の横山が今季初登板です。相手は復活を賭けるエース吉見。苦しい試合になりそうです。
原口は毎日が勉強
この日も先発マスクは原口でした。攻撃面では、積極性があって非常にいい選手だと思います。同点に追いついた犠牲フライもファーストストライクをどんどんふる気持ちで打った一打でしょう。6回の死球に対して、向かっていこうとした気合も金本監督にとって好きなタイプの選手です。しかし原口はグラウンドの監督こと捕手です。リード面も勉強して成長しなければなりません。決勝点となったホームラン。原口のリード通りであれば大いに反省して糧にするべきです。