2016年阪神タイガースの正捕手はシンデレラボーイ原口になるのか | hanshintoratoraのブログ

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変化している阪神の正捕手問題


金本阪神は、12年目の岡崎太一を開幕スタメン捕手に抜擢しました。それまで岡崎は11年間で41試合しか一軍出場の経験がありませんでした。前年の秋季キャンプから、矢野バッテリーコーチの目に留まり、春季キャンプ、オープン戦と一軍に帯同して開幕マスクというチャンスをつかみました。


開幕からもう一人捕手登録されたのは、若手の梅野隆太郎。この二人を併用し続けることで、いずれどちらかが正捕手となるのではと思われました。 しかし4月中盤になり、ある事件が起こります。17日の中日戦の先発マスクは梅野。7回にその梅野に代打が出されたため、次の回からは岡崎がマスクをかぶりました。


2点を追う9回、チャンスの場面に岡崎に打順がまわってきて、金本監督は岡崎の代打に福留を起用。これが見事に当たって同点。延長に入り登録捕手が居なくなってしまった阪神は、9回裏の守りから今成を捕手に起用。およそ3年ぶりのマスクをかぶった今成でしたが、10回裏にサヨナラホームランを浴びて敗戦しました。


この敗戦の3日後の20日、新たに清水誉捕手を出場選手登録して、この時点で捕手3名体制になった阪神。そして27日には梅野を抹消して、原口文仁を育成契約から支配下登録そしてそのまま一軍登録しました。しばらくは捕手3人体制で行くことに方向展開したようです。


この原口は水を得た魚のように暴れてくれます。育成契約から支配下選手登録となった27日は、そのまま一軍登録して途中代打で登場。臆することなくセンターライナーを放って放送席解説者たちの度肝をぬきました。さらにそのままマスクをかぶって試合に出続けます。


この日は巨人打線が爆発した後でもあったので、原口は失点を繰り返し、プロの洗礼を浴びてしまいます。8回裏には、2度目の打席が回ってきて、見事にレフトへ初安打。2打席ともファーストストライクは逃さない積極性が目につく原口。金本監督の好きなタイプのような気がしていました。


28日には、清水と入れ替わりで小宮山慎二が登録。 29日は原口が初の先発マスクという大役。しかも岩貞を強気のリードでグイグイ引っ張り2-1の僅差で勝利します。初めて初回から9回までマスクをかぶりました。続く30日も原口が先発マスクをかぶり、途中から岡崎が出場しました。 ここまで31試合を消化して、5名の捕手+今成を起用している阪神の捕手事情。


当初岡崎と梅野の併用から梅野が脱落して、次のチャンスを原口が掴んでいるという状況です。


岡﨑太一(メッセンジャー、能見) 先発マスク12試合7勝/打率.200、0本塁打、4打点


梅野隆太郎(藤浪、藤川、岩貞、岩田) 先発マスク15試合7勝/打率.120、0本塁打、2打点


清水誉(守屋) 先発マスク2試合0勝/打率.000、0本塁打、0打点


原口文仁(岩貞、藤川) 先発マスク2試合0勝/打率.444、0本塁打、1打点


小宮山慎二 先発マスク0試合0勝/打席無し


先発投手によって、先発マスクをわけていますが、打力で勝る原口がもしかしたら抜け出すのではないかという期待をせずにいられません。