江越のタイムリーと原口の犠牲フライでなんとか引き分けに | hanshintoratoraのブログ

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メッセンジャーの粘りが作った同点劇


2016年4月27日 阪神3-3巨人 13勝13敗2分けの4位


屈辱の甲子園巨人3タテに土俵際まで迫られましたが、ギリギリで引き分けに持ち込んでくれました。


2試合連続で相手エース菅野にはやられました。序盤は、三振の山を築かれ、1点もぎとるも相手エラーという情けない展開。しかし、今成の12球粘ってのヒットや、得点には結びつかなかったまでも菅野に球数を投げさせることで、9回にマウンドに上がらせなかったことが今日の引き分けにつながりました。


9回裏マウンドには巨人のクローザー沢村。しかし先頭のゴメスが見え見えの2球目ストレートを打った打球はレフトスタンドへ消えて行きました。菅野という超エースが降板した後は、誰が来ても格下になります。しかも、続く北條がヒットを放った時には、最悪でも同点にはなると確信しました。大和がしっかり送ると続くバッターは、昨日のお粗末なエラーと、気のない見逃し三振で懲罰交代をさせられた江越です。


もうチャンスを逃せない江越は、初球をレフト前に運び、好走塁も見せてチャンス拡大の1死二、三塁。 ここで代打原口の登場。いまだコーチの背番号を背負って出場の原口がこれまた初球を打って同点の犠牲フライ。これが原口のプロ初打点です。


サヨナラのチャンスはリリーフの山口に抑えられましたが見事な攻撃でした。 しかし、この流れを作ったのは、先発メッセンジャーの粘りです。3回に好調の坂本に3ランを浴びて、どうなるかと思いましたが4回以降7回までを無失点で試合を壊しませんでした。


しかし、阪神にまたしても天敵が出来てしまいました。2試合17イニングで、得点はエラーでもらった1点だけです。広島黒田にも昨年同様にひねられています。ヤクルト戦では、アンダースロー山中にやられました。チームとして好投手を攻略する阪神をまだ見ていない気がします。


心配な高山 ルーキー高山は、最初のプロの壁にぶちあたっているのかもしれません。巨人との3連戦で14打数の1安打。打率も急降下しており、現在.283と3割をわっています。それでも金本監督は高山をオーダーからはずさないでしょう。あれほどの打者ですから、自分で壁を乗り越えろという無言のサインだと思います。この程度が乗り越えられないなら、阪神でレギュラーははれないでしょう。


何とか引き分けたとは言っても、連敗がとまったわけではありません。29日は安定感という意味では、一番の岩貞です。これまでの登板ではとにかく打線の援護がありません。気持ちよく投げてもらうためにも、早い回での援護をお願いしたい。


横浜は、まだ未勝利ながらも新人らしからぬピッチングを続けている今永です。前回、巨人菅野と同等に投げ合い、自信をつけているから、なめてかかると、プロ初勝利を献上しかねません。甲子園の熱いファンたちに、4戦連続で六甲おろしを歌わせないわけにはいきません。