能見の完投と髙山の2号2ランホームランで広島に勝ち越し
2016年4月24日 阪神6-2広島 13勝11敗1分けの3位(4位より浮上)
3カードぶりの勝ち越しはベテラン能見の完投。新井さんの2000本安打を残り1本で阻止。金本監督の目の前での達成に待ったをかけました。 リリーフにも嬉しい先発ピッチャーの完投勝利 チーム初完投は能見がやってくれました。2年連続シーズン最多敗戦を喫し、前回はまさかの2回6失点だった能見。同じ間違いは決してしないと、流石のベテランの味を出してくれました。
この日は9回5安打2失点。104球という省エネ投法で完投勝利を勝ち取りました。実に6度の三者凡退。連打は4回の一度のみという安定感たっぷりでした。一番安心したのは、前回も能見とバッテリーを組んだ岡崎捕手だったかもしれません。 今カードの広島戦に勝ちこして、対広島は通算3勝3敗の五分となりました。
昨年8勝15敗と大きく負け越したため、スタートはまずまずです。相変わらず黒田にはやられていますし、ジョンソンとの対戦がまだない阪神です。前田不在でも、やっぱり広島戦は今年も苦労しそうです。
金本監督のアドバイスを結果に結びつけた二人
打っては高山の3打点と福留の2打点が光りました。実はともに試合前に金本監督からちょっとしたアドバイスがあったとのこと。それを実戦ですぐに出せるのは二人ともたいしたものです。高山は近い将来クリーンナップを打っているでしょうし、福留は守備ができなくなってもしばらくは代打の切り札になってくれそうな勝負強さです。高山のアーチには、これから長距離打者として成長してくれそうな予感を抱かせる当たりでした。
通常、打撃コーチがいますので、監督自らアドバイスをすることはあまりありません。しかし監督の方が誰よりも選手として実績を積んでいるわけですから、説得力が違います。いいバッターならではの理解力もあるでしょうから、これからもどんどん金本監督には口を出してほしいです。
待ってろ、ジャイアンツ!
4月26日の火曜日からは、甲子園で行われる巨人との伝統の一戦です。前回敵地東京ドームで見事に勝ち越した勢いを、本拠地でも見せて欲しい。特に3戦目には、前回完封を喫したエース菅野が出てくるでしょう。苦手ポレダにリベンジしたように。菅野にもやられたままではいけません。苦手意識をこの序盤で作ることなく、退けて欲しいです。
相手エースとの対戦を有利に迎えられるように、まず藤浪で先勝してプレッシャーをかけたいところです。藤浪もふがいないピッチングをしている場合ではありません。本来、チーム初完投は藤浪がしておかないとダメですし、奪三振も岩貞に遅れをとるようでは頼りないです。
残念1999本ヒットの新井さん
あと1本で師匠金本監督の前での2000本安打だった新井さん。なかなかうまくはいかないですね。さすがに次の3連戦で1本は出るでしょうから、神宮での達成になりそうです。雨で3つ流されれば、またマツダスタジアムに戻ってきますが、野球の神様はどのような結末を用意しているでしょうか。